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山田ズーニーのガチ編集コメント
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山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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予感に充ちた世界。この世界観に浸された。悩んでも、苦しんでも、現実は相当残酷でも、若者は輝いている。この作品に登場する若者たちも、読者の私からみると独特の煌めきがある。前途がある感じ、可能性あふれる感...
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予感に充ちた世界。この世界観に浸された。悩んでも、苦しんでも、現実は相当残酷でも、若者は輝いている。この作品に登場する若者たちも、読者の私からみると独特の煌めきがある。前途がある感じ、可能性あふれる感じ。でも、その若者たちの内面は暗い。可能性をもてあます。なんならその可能性に押し潰されそうになる。大学生の今はまだ何者でもない、しかし、大学生の今の舵取りひとつで、その先の人生は大きく左右される。そんなプレッシャーに押し潰されそうな、でも、きっと人から見ると煌めいていた大学時代があったことが、この作品のおかげで久々に蘇った。
何者でもなくどこも目指してしていなかったタカハシは、でも、一回一回の課題だけは大事にした。ここに希望がある。ここがこの作品のたまらなく好きなとこだ。思えば、タカハシは、入試の時も、ただデッサンがあるから、煎じ詰めれば、ただ描きたかっただけだ。入試の時から変わることなく、一回一回のただ描く行為そのものを目的として続けていった。次第にタカハシが周囲に一目置かれ、認められていく様子が、自分のことのように追体験できて気持ちよかった。ラウンジでマリちゃんの方から声をかけてきてくれたときは、自分が声かけられたかのようにわくわくした。こうして、コツコツと、腕をあげていけば、いつか恋も成就する、そんな予感に満たされた。
しかし、その予感は残酷に打ち砕かれる。学生はお年頃である恋に翻弄される。それで人生を狂わせる人もいる。でも、一回一回を大事に、描く行為そのものを目的としてやり通してきたタカハシは、そんな人生最もツラい日も、描く。
「最高傑作よりも、手を動かし続けること」
ここに心揺さぶられた。私の中でも「書く」という衝動が突き上げた。ラスト、タカハシは、まだ何者にもならずどこを目指すかもわからない。でも、タカハシが描き続けることで刻刻と未来への予感の色が変わる。未来への予感で満ちている。かきたてられる。
ストラグリングデイズ8話 最終話
zajirogh
2022/9/10
+5
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山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
help_outline
予感に充ちた世界。この世界観に浸された。悩んでも、苦しんでも、現実は相当残酷でも、若者は輝いている。この作品に登場する若者たちも、読者の私からみると独特の煌めきがある。前途がある感じ、可能性あふれる感...
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予感に充ちた世界。この世界観に浸された。悩んでも、苦しんでも、現実は相当残酷でも、若者は輝いている。この作品に登場する若者たちも、読者の私からみると独特の煌めきがある。前途がある感じ、可能性あふれる感じ。でも、その若者たちの内面は暗い。可能性をもてあます。なんならその可能性に押し潰されそうになる。大学生の今はまだ何者でもない、しかし、大学生の今の舵取りひとつで、その先の人生は大きく左右される。そんなプレッシャーに押し潰されそうな、でも、きっと人から見ると煌めいていた大学時代があったことが、この作品のおかげで久々に蘇った。
何者でもなくどこも目指してしていなかったタカハシは、でも、一回一回の課題だけは大事にした。ここに希望がある。ここがこの作品のたまらなく好きなとこだ。思えば、タカハシは、入試の時も、ただデッサンがあるから、煎じ詰めれば、ただ描きたかっただけだ。入試の時から変わることなく、一回一回のただ描く行為そのものを目的として続けていった。次第にタカハシが周囲に一目置かれ、認められていく様子が、自分のことのように追体験できて気持ちよかった。ラウンジでマリちゃんの方から声をかけてきてくれたときは、自分が声かけられたかのようにわくわくした。こうして、コツコツと、腕をあげていけば、いつか恋も成就する、そんな予感に満たされた。
しかし、その予感は残酷に打ち砕かれる。学生はお年頃である恋に翻弄される。それで人生を狂わせる人もいる。でも、一回一回を大事に、描く行為そのものを目的としてやり通してきたタカハシは、そんな人生最もツラい日も、描く。
「最高傑作よりも、手を動かし続けること」
ここに心揺さぶられた。私の中でも「書く」という衝動が突き上げた。ラスト、タカハシは、まだ何者にもならずどこを目指すかもわからない。でも、タカハシが描き続けることで刻刻と未来への予感の色が変わる。未来への予感で満ちている。かきたてられる。
ストラグリングデイズ7話
zajirogh
2022/3/19
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山田ズーニー
2022/3/19
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おもしろかったーーーー!!!!! ラスト、全てがつながったとわかった瞬間、私はおもわず声に出して一緒に「嫁に来ないか」を歌っていた。読み終わって、おもわずPC画面に向かって大きな拍手をしていた。
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おもしろかったーーーー!!!!! ラスト、全てがつながったとわかった瞬間、私はおもわず声に出して一緒に「嫁に来ないか」を歌っていた。読み終わって、おもわずPC画面に向かって大きな拍手をしていた。
1コマ先の展開が一切読めない。すべて予測を裏切って、予測の圏外で展開した。なぜいま新沼謙治? なぜ鳩? なぜミスチル? ちいさな謎、またつぎの謎、、頭の中が?????でいっぱいになる。わからないから引きこまれて先へ先へと最後まで夢中で読み進めた。
たぶん、「言葉で表せるものの少し先」に主題がある。
単にシュールなのではなく主題はある。しかしそれは、言葉で表せない域だ。言葉の世界で勝負している私はそこにやられる。
そして、ラスト! すべてがつながる。 なに、この気持ちよさ!!!!! 謎の答えなど論理的に一切説明されていない、それなのに、すべての伏線が回収されたような感覚。ひとつひとつの小さななぜが、どうでもいいと思えるぶっちぎって面白い域に飛び出して、昇華されてしまった。 解放! 拍手! ああ面白かった…という読後感をひしひし噛みしめた。
根本思想に「愛」「真心」がある。この世界観が大好きだ。
新沼謙治が新宿の汚い鳩をスカウトして鳩レースで優勝させる話〜鳩レース〜
大町四天王
2022/4/14
+16
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山田ズーニー
2022/3/19
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おもしろかったーーーー!!!!! ラスト、全てがつながったとわかった瞬間、私はおもわず声に出して一緒に「嫁に来ないか」を歌っていた。読み終わって、おもわずPC画面に向かって大きな拍手をしていた。
...
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おもしろかったーーーー!!!!! ラスト、全てがつながったとわかった瞬間、私はおもわず声に出して一緒に「嫁に来ないか」を歌っていた。読み終わって、おもわずPC画面に向かって大きな拍手をしていた。
1コマ先の展開が一切読めない。すべて予測を裏切って、予測の圏外で展開した。なぜいま新沼謙治? なぜ鳩? なぜミスチル? ちいさな謎、またつぎの謎、、頭の中が?????でいっぱいになる。わからないから引きこまれて先へ先へと最後まで夢中で読み進めた。
たぶん、「言葉で表せるものの少し先」に主題がある。
単にシュールなのではなく主題はある。しかしそれは、言葉で表せない域だ。言葉の世界で勝負している私はそこにやられる。
そして、ラスト! すべてがつながる。 なに、この気持ちよさ!!!!! 謎の答えなど論理的に一切説明されていない、それなのに、すべての伏線が回収されたような感覚。ひとつひとつの小さななぜが、どうでもいいと思えるぶっちぎって面白い域に飛び出して、昇華されてしまった。 解放! 拍手! ああ面白かった…という読後感をひしひし噛みしめた。
根本思想に「愛」「真心」がある。この世界観が大好きだ。
新沼謙治が新宿の汚い鳩をスカウトして鳩レースで優勝させる話7話8話
大町四天王
2022/3/19
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山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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感動した。「春がきたね」のコマと、「私の名前は真幸」のコマと、じーんとおなかのあたりに感動がひろがり、昇華された感覚。
予告編を読んだ瞬間から、まゆきの可愛さに心うばわれるとともに、「雪だるまが...
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感動した。「春がきたね」のコマと、「私の名前は真幸」のコマと、じーんとおなかのあたりに感動がひろがり、昇華された感覚。
予告編を読んだ瞬間から、まゆきの可愛さに心うばわれるとともに、「雪だるまが人間に、春になったら解けてしまうんだ、切ない」と、胸がきゅっとなった。読んでる間もずーっと私は、「春になると消えてしまう、哀しい、切ない」という想いを抱いていた。「どうかまゆきが消えてしまいませんように、なんとかハッピーエンドになってくれ」と願いつづけていた。
しかし、想像を超えたラスト。まゆきは「春が来た幸せを運ぶ」天の使い。別れなのに、哀しみよりも、私のなかに幸福感のほうが勝り、やがてじわじわと感動がひろがった。こんなラストがあるとは!
六花(りっか)はしのびよる別れに怯えていた。しかし実は、無自覚に、コツコツと春への階段を登っていっていたのだ。まゆきに愛され、自分もまゆきを愛すことで。そう、人に対して心を閉ざして生きてきた六花にとって、愛を覚えることこそ、春への階段。
家族を失った六花の悲しみはすでに氷解していた。愛し愛されることを学び、ひらこうとしなくても、すでに人に対して心をひらいていた。だからもう大丈夫なのだ。
春が来た。
「告げる」存在って大事だ。誰かに言われないと気づかない。六花も言われなかったら気づかなかった、自分にはもう春が来ていたことを。春が来た。私も、真幸に、「春がきたね」と言われたような気がして、はっ、と虚を突かれた。自分にも春が来ているのでは、そう思うとじーんと感動がひろがった。そして、読者のもとにも、春が来た。
春、焦がれて。
木林ききき
2022/3/20
+5
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山田ズーニー
2022/3/19
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ポポは、人間唯一の家族おじいさんを失い、そこからこの星唯一の友だちワードンとふたりぼっちで、どのくらいの時を過ごしてきたのだろう。そのかけがえのないワードンも、まもなく機械の死をまっとうしようとしてい...
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ポポは、人間唯一の家族おじいさんを失い、そこからこの星唯一の友だちワードンとふたりぼっちで、どのくらいの時を過ごしてきたのだろう。そのかけがえのないワードンも、まもなく機械の死をまっとうしようとしている。切ない。読んでいる間ずーっと、ポポの「僕を置いて逝かないで、独りにしないで、ずっと一緒にいたい」という心の叫びが聴こえるようで、胸をしめつけられていた。
ポポがワードンに送った人工花エルピサス(希望の花)は永遠に枯れず照らし続ける。ポポはこの花に、ワードンも永遠であれと無意識の願いを込めたのではないだろうか。朽ちて、手も、足も、原型をとどめなくなっていくワードンを、決して朽ちないエルピサスが煌々と照らしているシーンが、哀しく、切なく、美しい。
植物の育たない星の物語を読んで、あらためて、この地球において「花」とは何だろう、と考えた。咲いた花は必ず散る(=死ぬ)。これを書いている3月、まもなく満開に咲くであろう桜の花も1つ残らず散る。花はそうして、命が咲くことを、咲いた命は必ず死を迎えることを、私たちに身を持って教えてくれる。でも悲しんではいけない、花は種を残し、命はつぎにつながれてゆく。植物の育たない星では、この、花の命のレッスンがない。だからこそワードンの恋人は、最期にワードンに花の種を託したのだと思う。
希望の花エルピサス、
ポポの希望は、永遠に朽ちない命だ。
しかし、ワードンが伝えたかったのは、「朽ちる命の希望」だ。
この体と、この心で、唯一無二の命をたった1回だけ生きる。この命を全うするからこそ、朽ちても、命は、誰かの心に、あるいは次の世代に、つながっていくんだと、ワードンはポポに身を持って伝えた。そして伝わった。ラスト、孤独をのり越え、本物の花の前に立つポポ。この星で心の通じる人を見つけ、命を咲かせてね、ポポ。
ドクターとロボットの花(7−8話目はネーム)
popo99
2022/3/19
+3
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山田ズーニー
2022/3/19
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひ...
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひらいて、連れ去られる、そんな想像をしただけで、閉塞感に風穴が空くようでワクワクゾクゾクした。
その夢がいまここに。
妖怪の世界が濃くリアルにここにあった。しっかり恐い。妖怪である以上、私は恐ろしくないと損をした気になるが、これは心理的にも視覚的にも何度もゾッとする。でもどこかユーモラスで、哀しくもあり、情がわく妖怪たち。妖怪の世界にどっぷりつかって満たされた。
橋の「結界」が切ない。
武男が病にかかって、妖怪たちは助けるために龍の鱗を渡した。でも結界は、龍の鱗も、武男の妖怪に関する記憶も、何もかもすべてはじき飛ばしてしまった。武男は命を失い、人と妖怪はまた完全に交流を断った。でも結界のおかげでノエミはもとに戻れた。
「だとすると、私たちの日常のどこかにも、そんな橋があるのでは…。」「もしかすると、あの橋を渡った向こうに…。」「いや、もしかして、自分もすでに妖怪に会っていて、結界の橋を渡って戻って来たから記憶が飛んでいるだけかも…。」読んだ後も、ゾクッ、ワクワク、想像は羽ばたく。そんな想像の余地・余韻を残してくれる作品のつくりも素晴らしい。
かよ【妖怪と少女の夏休み】後編
かよ
2022/9/10
+6
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山田ズーニー
2022/3/19
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひ...
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひらいて、連れ去られる、そんな想像をしただけで、閉塞感に風穴が空くようでワクワクゾクゾクした。
その夢がいまここに。
妖怪の世界が濃くリアルにここにあった。しっかり恐い。妖怪である以上、私は恐ろしくないと損をした気になるが、これは心理的にも視覚的にも何度もゾッとする。でもどこかユーモラスで、哀しくもあり、情がわく妖怪たち。妖怪の世界にどっぷりつかって満たされた。
橋の「結界」が切ない。
武男が病にかかって、妖怪たちは助けるために龍の鱗を渡した。でも結界は、龍の鱗も、武男の妖怪に関する記憶も、何もかもすべてはじき飛ばしてしまった。武男は命を失い、人と妖怪はまた完全に交流を断った。でも結界のおかげでノエミはもとに戻れた。
「だとすると、私たちの日常のどこかにも、そんな橋があるのでは…。」「もしかすると、あの橋を渡った向こうに…。」「いや、もしかして、自分もすでに妖怪に会っていて、結界の橋を渡って戻って来たから記憶が飛んでいるだけかも…。」読んだ後も、ゾクッ、ワクワク、想像は羽ばたく。そんな想像の余地・余韻を残してくれる作品のつくりも素晴らしい。
かよ【妖怪と少女の夏休み】後編
かよ
2022/9/10
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山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひ...
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妖怪の世界に一瞬で連れ去られた。
こどものころ、ここではないどこか別の世界に憧れた。UFOもそう怪異もそう。子どもの自分は弱く現実を動かすチカラもなく閉塞感を感じていたのだろう。別の世界の扉がひらいて、連れ去られる、そんな想像をしただけで、閉塞感に風穴が空くようでワクワクゾクゾクした。
その夢がいまここに。
妖怪の世界が濃くリアルにここにあった。しっかり恐い。妖怪である以上、私は恐ろしくないと損をした気になるが、これは心理的にも視覚的にも何度もゾッとする。でもどこかユーモラスで、哀しくもあり、情がわく妖怪たち。妖怪の世界にどっぷりつかって満たされた。
橋の「結界」が切ない。
武男が病にかかって、妖怪たちは助けるために龍の鱗を渡した。でも結界は、龍の鱗も、武男の妖怪に関する記憶も、何もかもすべてはじき飛ばしてしまった。武男は命を失い、人と妖怪はまた完全に交流を断った。でも結界のおかげでノエミはもとに戻れた。
「だとすると、私たちの日常のどこかにも、そんな橋があるのでは…。」「もしかすると、あの橋を渡った向こうに…。」「いや、もしかして、自分もすでに妖怪に会っていて、結界の橋を渡って戻って来たから記憶が飛んでいるだけかも…。」読んだ後も、ゾクッ、ワクワク、想像は羽ばたく。そんな想像の余地・余韻を残してくれる作品のつくりも素晴らしい。
かよ【妖怪と少女の夏休み】ネーム前編
かよ
2022/3/19
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山田ズーニー
2021/6/26
ガチ編集
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*6月25日時点の作品にコメントしています。
彰吾の気持ちがよくわかる。真が現れてからというもの、いままでひとりじめしてきた母の愛は突然半分っこしなければならなくなる。級友たちの注目もだ。目新しい人...
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*6月25日時点の作品にコメントしています。
彰吾の気持ちがよくわかる。真が現れてからというもの、いままでひとりじめしてきた母の愛は突然半分っこしなければならなくなる。級友たちの注目もだ。目新しい人間に関心は集まり、おまけに真は人に好かれるやつで。彰吾にとっては、真がきたことで、周囲の愛は、50%、どころか真に全部持ってかれたくらいに腹立たしい。
「コイツ(真)さえこなければ、もっと自分は愛されて幸せに暮らせてたのに。コイツが全部持っていってしまう。」
「育ちが悪い。」そこで、彰吾が真をいびる言葉は、まるで祖母の言葉だった。姑である祖母は、嫁である母をいびった。はっ! おばあさんもそうではなかったか、と私はあとから思った。
「コイツ(嫁・彰吾の母)さえこなければ、自分は息子(彰吾の実父)に愛されて幸せに暮らせてたのに。コイツ全部持っていってしまう。」
姑である祖母は、嫁である母に、彰吾が真に抱いたのと同じ腹立たしさを抱き。自分でどうすることもできず、いびり続けたのではないだろうか。「育ちが悪い」と。そう思うとおばあさんのことも、憎めなくなるからふしぎだ。
この作品を読んで、「真が可哀想、彰吾はそんなに真にあたらなくても」と思う人もいるだろうけれど、兄弟ってそういうものではないか。私も、つらいとき、姉にあたった。姉にあたって、姉が怒ってケンカになって、ケンカのやり取りの中で、いま自分が抱えている問題をぜんぶ吐き出し、発散し、気がついたら元気になっていた。彰吾は無自覚に兄である真に甘えて、あたっていたのかもしれない。そう考えると、これは兄弟げんかのはじまりの話でもある。彰吾と真は、こうして少しずつ、ほんとの兄弟に、そしてほんとに家族に近づいていく。そんなほっこりした気持ちになった。
【卒業課題】BROTHER
えいり
2021/6/29
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