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山田ズーニーのガチ編集コメント
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山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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「思いもしなかった だれもかれも二度とない偶然の上に生まれてきたのに あの子のいる世界は奇跡だったんだ」、感動した。いま与えられている自分の生までも、かけがえなく、尊く思えた。そうなんだよなあ、私たち...
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「思いもしなかった だれもかれも二度とない偶然の上に生まれてきたのに あの子のいる世界は奇跡だったんだ」、感動した。いま与えられている自分の生までも、かけがえなく、尊く思えた。そうなんだよなあ、私たちは意図せずしてこの世に生まれ、現状の人生に不満を持ったり、満たされていてももっといい人生があるんじゃないかとないものねだりをしたり。でも、いったん、この人生からはずされてしまって、そこから、「意図していまの人生を作れ、はずされた地点と同じ状況まで作れ」と言われたら、できるか? そこには気の遠くなるような偶然や、自分ではどうにもならない誰かの善意が働いていて、とても再現できるものではない。
そう思うと、奇跡!
「平凡」がいかに尊く、ハードルの高いものかに気づかされる。過去に戻った時のマキオくんとのやりとりもおもしろく、ハラハラドキドキ、笑いも混ぜながら、こんな大事なことに気づかせてもらった。面白かったー!!!!!
ハルカタイムショック 最終課題全p39
麻田エリイ
2022/3/19
+5
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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読後感がものすごくさわやかで元気が出てきた。
「思っているよりずっと人は恐くない」
「思ってるよりずっと人づきあいはいいものよ」
「思ってるよりずっと自分はやれる」
そんなメッセージを...
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読後感がものすごくさわやかで元気が出てきた。
「思っているよりずっと人は恐くない」
「思ってるよりずっと人づきあいはいいものよ」
「思ってるよりずっと自分はやれる」
そんなメッセージをうけとった。
かわいいあざらしにひたすら心いやされる話かと思ったら、前半、主人公にかなりのストレスがかかる、このギャップがよかった。ストレスな出来事もあざらしがかわいいから悲惨にならず読者は読み進められる。
「知らない人の中に自分ひとり入って行って新しいことをやる」、そのときに、だれもが抱く不安・恐怖がまず描かれる、どんな人かわからない、疎外され孤立するかもしれないし、攻撃されるのでは、対立するのではと不安が募る。しかし、あざらしは、自ら働きかけること(ラジオ体操)、相手の話を聞くこと(山中さん)、なによりコミュニケーションを通して自分の居場所を切り拓いていく。読んでいる自分まで一緒に成長した心地になった。私もがんばれそう。
団地あざらし
植月えみり
2022/3/19
+4
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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啓介の愛が報われてほんとうによかった。
啓介の愛は無償の愛、だけど、カノンに初めて彼氏ができた時、おそらくゆき場を失った。だから啓介は生きながら守護霊のような存在になって、カノンを守るしか、愛の...
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啓介の愛が報われてほんとうによかった。
啓介の愛は無償の愛、だけど、カノンに初めて彼氏ができた時、おそらくゆき場を失った。だから啓介は生きながら守護霊のような存在になって、カノンを守るしか、愛の向けようがなかった。
ずっと幼馴染だった二人。啓介は、誰よりカノンのことをわかっているから愛し、一方、カノンはそんな無償の愛で満たされているから、目は外へ外へと向く。危険な男との賭けのような恋愛にも出られる。なにしろ破局したって啓介という帰る港があるから。
物心ついたときからずっと啓介のそばにいて、無自覚に、啓介の本物の愛を欲しいままにしてきたカノンは、誰とつきあっても満たされない。「誰かの大切な人になりたい」とカノンは言うけど、知らずに啓介を基準値としているから。これ以上の誰かにとっての大切な存在になりようがない。だから、頑張って尽くして捨てられる。傷ついたカノンは、また無自覚に啓介の愛に満たされ、安心して、また次の恋に懸ける。この悪循環。2人のこの関係性のつくりがとてもいい。
啓介が「好きだ。」といえたシーンにカタルシスがある。
啓介とまではいかなくても、好きといえずに守護霊になろうとしている人は少なくない。この作品にきっと背中を押されると思う。
二人の距離(ほぼネームです)
魚田コットン
2022/3/19
+1
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
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「あの物語の、あの哀しい主人公は、どうにかしてあげられなかったものかな…」、
子どものころ読んだ物語にそんな想いはだれにもある。その筆頭がマッチ売りの少女。だから冒頭のマッチ売りの少女からひきこ...
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「あの物語の、あの哀しい主人公は、どうにかしてあげられなかったものかな…」、
子どものころ読んだ物語にそんな想いはだれにもある。その筆頭がマッチ売りの少女。だから冒頭のマッチ売りの少女からひきこまれ、1話でこのシリーズが何なのか、合点がいった。
「雪の中ふるえる少女に誰かが温かいものを食べさせてあげていたら…」、そんな叶わぬ夢がこの作品で叶えられる! 食べ物で人生は変わる。あの物語のあのシーンにこんな食べ物があったら、と、食事で次々変わっていく物語がとても楽しい。
おいしいものが登場して物語が劇的に変わる、それだけでも楽しいのに、この作品は提案力に充ちている。食事を中心にした結婚観の提案、食のビジネスの提案。食にまつわるあらゆる角度からの提案をしてくれて、まずは作中の人物をしあわせに、そこから読者自身の食と人生を豊かにしてくれる!
美味しいおとぎ話1~8話
フタバ
2022/3/20
+1
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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冒頭たった4コマで感情移入、わかるーっぅ!
共感ももちろんだし、4コマで座間忍(ざましのぶ)がどういう人か一発でわかった。
最初は、しのぶと信夫純直(しのぶあやな)は真反対の性格だと思ってい...
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冒頭たった4コマで感情移入、わかるーっぅ!
共感ももちろんだし、4コマで座間忍(ざましのぶ)がどういう人か一発でわかった。
最初は、しのぶと信夫純直(しのぶあやな)は真反対の性格だと思っていた。しかし、おたがいの人生を話していくうちに、実は2人とも自分を表現できず我慢して生きていたとわかる。
あやなは、そこでロリータさくらちゃんに出逢い、自分を表現する術(すべ)を、つまりロリータファッションを見つけたのだ。あやなは、いまだ家族の前で自分を出せないものの、家を出て、世間の人目を気にせずに、いきいきと自分を表現して生きている。
一方で、しのぶは全てに腰がひけたままだ。
あやなが、ロリータさくらちゃんに勇気をもらって変われたように、今度は、しのぶにとってあやなが、ロリータさくらちゃんのような存在になって行くのかと楽しみだ。
そして、すべてに腰の引けているしのぶも、あやなに対してきっと化学反応を起こしていける!
これ、読んでいる人間が、徐々に変わっていく作品だ。これまで、しのぶのように、いつもコップに溜めてはいっぱいいっぱいになって割れていた読者ほど、今後の展開から目が離せない。心揺さぶられ、突き動かされていく。しのぶたちと一緒に読者が自分を出せるようになっていく。私も一緒に変わっていきたい。
しのぶのコップ 後編
コニシナツコ(なっちゃん)
2022/3/23
+4
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山田ズーニー
2022/3/19
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冒頭たった4コマで感情移入、わかるーっぅ!
共感ももちろんだし、4コマで座間忍(ざましのぶ)がどういう人か一発でわかった。
最初は、しのぶと信夫純直(しのぶあやな)は真反対の性格だと思ってい...
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冒頭たった4コマで感情移入、わかるーっぅ!
共感ももちろんだし、4コマで座間忍(ざましのぶ)がどういう人か一発でわかった。
最初は、しのぶと信夫純直(しのぶあやな)は真反対の性格だと思っていた。しかし、おたがいの人生を話していくうちに、実は2人とも自分を表現できず我慢して生きていたとわかる。
あやなは、そこでロリータさくらちゃんに出逢い、自分を表現する術(すべ)を、つまりロリータファッションを見つけたのだ。あやなは、いまだ家族の前で自分を出せないものの、家を出て、世間の人目を気にせずに、いきいきと自分を表現して生きている。
一方で、しのぶは全てに腰がひけたままだ。
あやなが、ロリータさくらちゃんに勇気をもらって変われたように、今度は、しのぶにとってあやなが、ロリータさくらちゃんのような存在になって行くのかと楽しみだ。
そして、すべてに腰の引けているしのぶも、あやなに対してきっと化学反応を起こしていける!
これ、読んでいる人間が、徐々に変わっていく作品だ。これまで、しのぶのように、いつもコップに溜めてはいっぱいいっぱいになって割れていた読者ほど、今後の展開から目が離せない。心揺さぶられ、突き動かされていく。しのぶたちと一緒に読者が自分を出せるようになっていく。私も一緒に変わっていきたい。
しのぶのコップ 前編
コニシナツコ(なっちゃん)
2022/3/19
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
ガチ編集
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まなざし、が素敵だなあと思う。
マンガの中心人物「カミ」のやっていることは、朝食を子どもに作らなかったり、晩御飯が青唐辛子と味噌だけだったり、へたすると酷い母親にもなるし、そこまでいかなくても、...
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まなざし、が素敵だなあと思う。
マンガの中心人物「カミ」のやっていることは、朝食を子どもに作らなかったり、晩御飯が青唐辛子と味噌だけだったり、へたすると酷い母親にもなるし、そこまでいかなくても、好きになれないってなりそうなところを、このマンガを読んでいると、なぜか、まるっと許せてしまう、笑顔になってしまう。どうしてかなと思ったら、それは、
家族の、カミを見る「まなざし」。温かいのだ。
知らずに読者の自分まで、温かい目でカミを見てしまう。その眼差しはそのまま作家のまなざしでもある。すなわち人間が大きく温かい。はみ出す個性の持ち主に翻弄されるとき、このマンガのまなざしを思い出す。すると意外に、まるっと耐えられるかもしれない。なんなら楽しめるかもしれない。この作品にそんな「まなざし」を学んだ。
山の上のカミ
桐谷とうしろう
2022/3/19
+1
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山田ズーニー
2022/3/19
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ギャルうさぎが可愛いい。
無人島漂着という深刻な状況で、つぎからつぎへと苦難が押し寄せるのに、うさぎは、予想を裏切った明るさと、どこまでもギャルイムズを貫いて、読んでて楽しい。でも、彼ピッピを思...
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ギャルうさぎが可愛いい。
無人島漂着という深刻な状況で、つぎからつぎへと苦難が押し寄せるのに、うさぎは、予想を裏切った明るさと、どこまでもギャルイムズを貫いて、読んでて楽しい。でも、彼ピッピを思い出して泣くときは、等身大の女の子とおんなじで切ない。
と、思っていたら、「草うめ~☆ 生きる~☆」と動物の本性が現れて、なんだそっかー!と楽しくなった。ギャルのふりしていても、草食動物のうさぎ、跳躍力も凄い! 草むらで白ネコの存在を一発で見つけたうさぎの聴力もほれぼれする! 穴を掘りすぐに棲家も作れる。この主人公の超人的な(人じゃないからあたりまえだけど)ケモノの能力が顔をだすところがたまらなく魅力的。ギャルとケモノのギャップにやられる。
この先、困難なことがあっても、ギャルとうさぎの2つのまなざしで、あかるく、可愛く、たくましく、のりこえていくんだ、この子なら大丈夫!と思えた。
これを読んだ後、日常に戻ると、すこしだけ物事をおおらかに見れて、すこしだけ大丈夫な気がしてくるからふしぎ。ちょっとだけウサギの目線で見たら、ツラい状況も楽しくなる。
無人島のギャルうさぎ
mire
2022/3/20
+1
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
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「人生の迷路にはまったとき、探さなきゃいけないのは正解じゃなくて、自分の本心。」私はこの作品からそんなメッセージを受け取った。
人生の迷路にはまり込んで道を失った人が、ねこタクシーで自分の本心を...
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「人生の迷路にはまったとき、探さなきゃいけないのは正解じゃなくて、自分の本心。」私はこの作品からそんなメッセージを受け取った。
人生の迷路にはまり込んで道を失った人が、ねこタクシーで自分の本心を取り戻し、当然のように、もといた家に帰っていくのが清々しかった。
本心を取り戻すというととてもハードルの高いもののように思っていたが、ねこタクシーのお客さんを見ていると、自分の胸の内を話す、そしてぐっすり眠る、意外にシンプルなのかもしれないと思えてきた。本心とは、新たなものを取りに行くのではない、もともと自分の中にあるものだ。それに気づく、だけでいいのだから。
ラスト自分の本心と交信しながら生きていく、それだけが、あかねの道しるべ。とても気持ちいい。
いま迷走している人も、この作品を読んだあと、心が帰るべきところを目指せるのではないだろうか。
夜のねこタクシー
み・ちこ
2022/3/27
+19
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山田ズーニー
2022/3/19
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どきどきしたー! 最初から最後の最後までドキドキしっぱなしだった。もはや疑似恋愛をしたような読後感。恋愛の話は、読んでる自分が恋できるかどうかが大きくて、これは一瞬で恋の世界にはまり込んだ。そしてラス...
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どきどきしたー! 最初から最後の最後までドキドキしっぱなしだった。もはや疑似恋愛をしたような読後感。恋愛の話は、読んでる自分が恋できるかどうかが大きくて、これは一瞬で恋の世界にはまり込んだ。そしてラストとても満たされた。どうしてかなと思ったら、これまで、ヒューマノイド、アンドロイド、ロボットと人間の恋を描いてきた作品を見てきたけれど、「ロボットには恋愛感情がわからない、リクツで理解はするけれど恋するという感情がセットされてない」というものが、私の見てきたものは、そういうのばかりだった。そこにどうしても未消化感が残った。でもこの作品は、「AIも恋はする」、ただ見つけられると消されてしまうので恋しないふりをしているだけで、という。そこに私はいちばんの魅力を感じた。セナも糸も、読者の恋愛心を背負って体現してくれるのに充分に、とても魅力的だ。恋の気持ちをありがとう。
AIのアイシカタ 全編 ネーム
anten-sora
2022/3/19
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