ウェブトゥーンとは?
ウェブトゥーンとは、「縦スクロール(縦読み)」で「オールカラー」のマンガのことです。
日本のマンガが「横読み」で「白黒」をスタンダードとする中、1990年代末〜2000年代初めごろに韓国で生まれたマンガの新しいフォーマットです。
2010年以降、スマートフォンが普及し始めることで世界中に広がりました。
書店や配信アプリが出さないような分析ダッシュボードを標準装備しているため、自社ウェブトゥーン読者の男女比や年齢層などのユーザ層、作品・エピソードごとの離脱率を簡単に把握・分析することが出来ます。
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ウェブトゥーン・カオスマップ
ウェブトゥーンカオスマップ2023年6月現在で更新いたしました。
今年に入ってのウェブトゥーン界隈の動きですが、2022年の1年間と比べると、立ち上がるスタジオ数の増加そのものは落ち着いてきました。但しこの半年は、出版社、スタジオ、プラットフォームなどにビッグネームが参入してくることが目立つタイミングでした。
出版社からは、「集英社・ジャンプTOON」「秋田書店・J-TOON」など、
スタジオとしては、「バンダイナムコ」「SegaSammy」など
プラットフォームでは、「Amazon:FlipToon」「Apple」「楽天:R-TOON」など
昨年、既に多くのスタジオが参入してにぎわった界隈ですが、今年はそうした環境の成熟や期待感を受けて大手が参入してきたというタイミングなのかなと思います。
専業スタジオやプレスリリースなどをするレーベル新規参入は落ち着きを見せており、2023年7月現在、77レーベルが確認できています。昨年新規参入した各社も、各所で新作をリリースしており、結果を出し始めているレーベルもちらほら現れました。
特にプレスリリースなどすることも無く、各プラットフォームに作品を提供する企業やレーベル、編集部も変わらず増加しています。
完全な把握には至っていませんが、特にレーベルやロゴなどを出さずにWebtoon作品を発信しているところは、優に100を超えているようです。
前回1月に更新した際は、更新を最後とすると申し上げましたが、インパクトのある新規参入が続いたこの半年に対応して、今回は更新をさせていただきました。またこうした形で、大きな変化があるなど、きっかけがあれば更新してまいりたいと思います。
コマ分割システム
従来の横読みマンガをそのまま電子化すると、スマホのような小さな画面では読みづらくなってしまいます。
コミチでは、文字とコマを大きくし、スマホの操作として馴染みのある「縦スクロール」だけで読めるようにするための「自動コマ分割システム」(特許出願中)を利用した、「横読みマンガの縦スクマンガ化」を行っています。
縦スクマンガ化の流れ
コミチでは、横読みマンガを自動コマ分割システムによって縦スクマンガ化した作品を多数取り扱っています。
これらの作品は、著者の了承をいただいた上で自動でのコマ分割処理を行った後に必ずスタッフが手作業でチェック・修正を行い、仕上がりに関しても著者に確認を取った上で配信しています。
ウェブトゥーン制作の最前線
ウェブトゥーンという言葉が広く使われるようになって久しいが、私たち日本のマンガ業界人、クリエイターは本当の意味でこのウェブトゥーンというものを理解しているのか?
次々に現れ、新規参入するスタジオや、様々な周辺企業の動きや情勢変化に翻弄され、本質を見失うことなきよう、本当の現場を良く知る皆さんから、お話をうかがいます。
コミチ内の連載記事になります。
ウェブトゥーンの作り方
ウェブトゥーン制作にチャレンジしたい方に向けて、ウェブトゥーン作りの基本をレクチャーするコラムをご用意しています。