こんにちは!ホラー漫画が大好物!編集者のなゆみんです。
今回はかっば子さんの作品『メイクアップシャーマン』を題材としたWeb広告を制作させていただきました。
【元の話のリンク→https://comici.jp/articles/o/76606/ 】
年末のほどんどをかっぱ子さんとともに広告漫画に注ぎました。
■目的(新規ユーザーの獲得・広告掲載漫画へのPV数増加を狙う)
■画像サイズ(1080×1080)…Instagram・Twitterどちらでも使用できるサイズに
■画素数・画質(600px×600px以上)…イラストがWeb上でも映えるピクセル数に。
■スライド数(4枚)…4コマ漫画のように起承転結と内容が伝わりやすい構成に。
キャッチコピーは短く且つ感情・内容が分かりやすいものを考案&厳選し、
全体的なカラーはホラーさを表す赤黒・最後の大変身感を反対の青白で表すようにしました。
制作にあたって特に2点を意識しました。
1.読者が一目みて物語の内容が理解できること 2.読者が物語から得られる感情は何なのか。
上記2つを読者が広告漫画を一目読むだけでも伝わるようにしました。
中でも特にこだわったポイントを4つ厳選してご紹介していきます。
1.話を逆転させろ!意外性を狙った構成
↓初案ラフたち。4P構成なので、最初の1~2Pはホラー漫画として読者を惹きつけつつ、最後の3~4P目で本作品の醍醐味である「怪異女子をメイクで変身させることで、お化け自身を好きになってもらう」。←が伝わるようにオチ含めて3~4P目で内容が理解しやすい構図は何なのかを考えては何度も描き直していきました。ホラーからの大変身!という意外性を含めた構成はかっぱ子さんと満場一致の案でした。
※初案ラフ画像(絵がとにかく荒い)※
(左が1~2P目、右が3P目となっております。一目で引きつける構図を意識していきました。)
2.一瞬で理解させよ!惹きつける構図演出→内容と表情
感情と内容が一度読んだだけも読者に伝わるよう、構図と演出には特にこだわりました。
その中で登場人物である主人公・口裂け女はどんな事を考えていて、どういう心理なのかを軸に考える事を大切にしまました。読者が物語を通して得られる感情は何なのかを考えたときに、キャラがもつ感情がしっかりしていないと読者が得られる感情も薄いものになってしまうと考えたからです。なので、かっぱ子さんとキャラの心理を深めながらも感情・内容が一目で伝わる演出・構図・効果を作り上げていきました。
※キャラの感情を伝えるために試行錯誤した画像たち↓※
(オノマトペや集中線を加えたりと様々な効果を試していきました。)
3.リアリティを実現せよ!微調整の文字バランス
読者が内容を一目みて伝わるよう、とにかく文字位置にはこだわりました。絵を大々的に見せることをメインに、その内容をさらに分かりやすく届けられるよう、数mm~cm位置と、かっぱ子さんと修正&微調整を繰り返しては一番内容が伝わる文字位置を実現していきました。
↓※文字位置の添削たち↓※(使用ツール:アイビスペイント)
(※修正に使った画像はなんと50枚以上!!)
4.細部までこだわり抜く!遊び心あるキャッチコピー
以下、数ある案の中でも特に良かったコピー達です。
→「口が裂けても 私、はキレイ」
→「メイクで自己肯定感をあげて、女子(怪異)救えー。
→「メイク×呪術師!?メイクで怪異を救えー!」
→メイクで怪異女子を救えー! メイクアップシャーマン1月連載開始!
→「女子の自己肯定感で 穢れを祓って 霊を救うー。」などなど。
広告漫画リアリティを実現するため、右下には著作権と出版社名を入れております。
皆さんはお気づきになられたでしょうか?細部にほんのちょっぴり遊び心をいれました。
読みたくなるようなWeb広告をつくる。
かっぱ子さんのコレドナ漫画『メイクアップシャーマン』を題材に制作させていただきました。
自身の課題もある中、ともに制作に協力していただいたかっぱ子さん、この場をお借りしまして感謝お礼申し上げます。文化祭前日のような感じの中で終始楽しく制作させていただきました。たまに出るかっぱ子さんボケに私がツッコむというやり取り含めて本当に楽しかったです。ともに制作していただき誠にありがとうございました。
ユーモア溢れるかっぱ子さんの予告漫画はコチラ!(https://comici.jp/articles/o/78522/)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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