マンガ24ページ。
●テーマ・モチーフ
「AI・ポストシンギュラリティ」というテーマをモチーフとして物語を作りました。「ポストシンギュラリティ」という時代にはおそらく、人は働く必要はなく、罪や罰という概念もなくなっている可能性があると思いました。
さらに、人は移動する必要性もなくなっていると思いました。
漫画の中も出てきますが。満員電車にはロボットしか乗っていないという絵も出てきます。
そういった超未来社会の時代の中で起きる問題は今から予想もつかないことだろうと想像をしました。
●物語は2202年。
長い人生を終えようと決意した152才のミヨコは(容姿は若い頃のままのです)、最後に自分の思い出を振り返るうちに、生き別れになった息子に会いたいと口にします。願いを託された、お手伝いロボットのリリーはその息子を探しに出かけるという物語です。
人はロボットを、ロボットはデータを頼りにすることが当たり前になっている時代に、登場人物たちは何に頼るのか。
そして、ロボットリリーが記録する思い出とは?
●裏に秘めたテーマ・描きたかった社会
自分は未来を、争いや妬み恨みという問題が解消された、平穏な世界であってほしいと思います。そのような社会模様を描きたいと思いました。
しかし、平穏の代償となるものはなんだろうかと考えました。
それはコミュニケーションなのかもしれないと思いました。
人と人とのコミュニケーションは楽しく尊いこともあれば
時に強い刺激を伴い、火種を生むこともあります。
未来社会でのコミュニケーションはどのようになっているのかは、作品の中で垣間見られるかもしれません。
●タイトル「リリーの思い出」
人と人、ロボットと人、ロボット同士、それぞれのコミュニケーションがある。データと、記憶と、思い出の違いはなんなのか。
それらも、未来社会の様子の中に取り入れたいと思ったところです。
●新たな人間性・未来社会・未来都市
漫画の中でこられの要素を見ることができると思います。
ぜひ漫画を読んでみてもらいたいです。
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