マンガミライハッカソン(10/19)
チームA プロットたたき台ver.1(豊田執筆)
近未来(?)、日本、東京、新宿(アルタ前?)。
完全に人工知能によって管理されている世界。
誰も犯罪を犯さず、誰も規律を乱さなさい。
街に流れる定時のニュースも毎日、一言一句変化しない。
「本日も犯罪件数ゼロ、事故件数ゼロ……」
人々が整然と歩く街のど真ん中に、一人だけ明らかに
異質な登場人物A(男子or女子)が姿を表す。
派手なファッション(か、制服?)もさることながら、
何よりも異様なのは、全身完全武装していること。
手にはバールのようなものまで装備している。
刹那、勢いよく駆け出して、目についた監視カメラを片っ端
から壊しまくるA。暴れるAを、関心が薄そうな様子で、
眺めるモブたち。
そんなモブを覚醒させるかのように叫ぶA。
「こんな管理社会おかしい! 間違ってる! 目を覚ませ」
監視カメラを通した映像がインサート。画面に映るモブは
全員IDが表示されるのに、Aだけは何も表示されない。
鳴り響く警報。「ID認識不能な容疑者Aが破壊行動をしながら
XXからXXへ移動中。ただちに確保せよ」
*二人出すのであれば……ここから破壊活動をしながら目的地へ
向かう間に、Bを発見。意気投合(?)しともに武器を
手に取り目的地へと向かいなおす…というようなくだりが必要。
追っ手からの攻撃を受けボロボロになりながらも、
目的地(国会議事堂? 首相官邸?あるいはハイテクビル?)へ
たどり着くA(とB)。
最後の力を振り絞り、ラスボス(ビッグブラザー的な)に肉薄
するも、寸前で取り押さえられて連行される(二人いる場合は、
二人とも)。
連行された先は……警察などではなく、無機質な研究所然とした施設。
そして、建物内で流れるアナウンス。
「本日の暴動シミュレーション・パターン152849終了。
継続時間は3時間42分35秒32。予測一致率99.999999999%」
全ては、管理支配する人工知能によるシミュレーションであり、
A(もB)も、そのためだけに人間らしく振る舞うことが
植えつけられたAI(ロボット)であった。
修理のために、無言のまま格納されるB(この段階では完全に
ロボット的なものであることが、その傷口などからわかる)。
同様に、無言まま格納されていくA__だが、消え去り際に
たった一言、Bの方に目をやり「次こそ絶対に助けてやる」
と呟くA。それは、人工知能自体が、人工知能の支配する
世界に反旗をひるがえす萌芽であった。
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