9913 2 2 false K7YvwfweHBMHTuAd99pDyMiRZjQI1Qrj 1bb5ccfdb9ec6f00f818e59aaa91c4f9 【テーマ3「脳卒中」】 ▼エピソードNo.6 「脳卒中」患者の息子で救急医の視点 0 0
コミチさんの作品:【テーマ3「脳卒中」】 ▼エピソードNo.6 「脳卒中」患者の息子で救急医の視点

家族には脳梗塞と、そのサインである「FAST」の話をしていた。医師として、家族には身体の不調に早く気づいて欲しいと思っていた。

ある日母に電話した際、体調が悪いと言われたが、大して心配していないようで、病院に行くつもりもないようだった。しかし、軽い麻痺がある様子で、舌ももつれていたので、脳卒中を疑って直ちに救急車を呼ぶように伝えた。救急隊も脳卒中と判断して適切な病院に搬送してくれたので、早期の専門的治療を受けることができた。

日頃から病気のサインについて伝えていたつもりだったが、実の母の行動には全く結びついていなかった。もし自分が医師ではなく、母の症状に気づかなかったらと思うとゾッとした気持ちになった。

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