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5期生中山ゆき 課題置き場
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ひねくれものの対角線 前半
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2022/3/8
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全コメ
なゆみん
2022/3/19
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前半ネーム拝読しました。(※主に7話目以降の記述になります)。
お母さんが蓮君のために一生懸命頑張っている姿。息子を想う良いお母さんを描くことで、素直でいい子な自慢の息子を規範とする蓮君の価値観・行...
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前半ネーム拝読しました。(※主に7話目以降の記述になります)。
お母さんが蓮君のために一生懸命頑張っている姿。息子を想う良いお母さんを描くことで、素直でいい子な自慢の息子を規範とする蓮君の価値観・行動原理が伝わってきて、より蓮君に感情移入してしまいました。保健室での2人のやり取り、ショウちゃんの嘆きっぷりが蓮君の偽善者感を引き立たせていて好きです。「最初から一人の方がいい…」「絶対助ける」「親友だもん」などなど、「いつでも声かけて」、という蓮君の台詞、私も言いがちなんですが、これこそ偽善者を表す最高の言葉だと思いました。
「猫と僕だったらどっちが大事?」前半の最後を締めくくる台詞であり最も印象に残りました。ショウちゃんのサイコ感をそこまで出さずして、蓮君を追い詰めていく、個人的に凄く好きな台詞です。最後「え?」と蓮君と同じ気持ちになりました(笑)。ショウちゃんは蓮君をどうしたいのか、ショウちゃんの目的は何なんだ…!気になる!とグイグイ引き込まれていきます。と同時に、ショウちゃんの本性も気になり出す、前半パートの流れと後半に繋がる伏線が好きです。→後半コメントへ
修正済
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
0
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ラストの主人公の孤独、この孤独が深い、濃い。わたくし事だが、今ツラいことがあり、主人公「蓮」の孤独に吸い込まれる想いがした。この作品を読み終えた後、ベランダに出ても、家事をしていても、蓮の孤独の濃い闇...
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ラストの主人公の孤独、この孤独が深い、濃い。わたくし事だが、今ツラいことがあり、主人公「蓮」の孤独に吸い込まれる想いがした。この作品を読み終えた後、ベランダに出ても、家事をしていても、蓮の孤独の濃い闇が、どこか自分の心のよりどころとなってくれていた。私は、孤独は、浸透圧のように、浅い者から濃い者のほうへ吸い込まれると思っている。読者のなかにも、蓮の孤独に吸い込まれ、しばし心のよりどころを得る人は少なくないと思う。それくらい孤独に説得力・リアリティがあった。
友情に絶望し、無垢な動物との交流も断たれ、家族に絶望し、学校に絶望し、自分に絶望する。「中学に入った」「中学が終わった」という真っ黒なコマが凄い。ラスト、こんなに虚しく、無な、桜の中に立つ少年を見たことがあるだろうか。まるで貝のように「自分を閉ざしきって過ごす」、私もそんな時期があった。まさにいまそこにいる人もいるだろう。そんなときにこの作品が、なんとか息をつげる意場所となると思う。
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