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5期生中山ゆき 課題置き場
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ひねくれものの対角線 後半
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全コメ
ごとう隼平
2022/3/20
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ガチ編集
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主人公の蓮の深い傷つきが、胸に刺さりました。短い物語の中で、ショウちゃんの辛さにウッとなり、それがまさかひっくり返されるとは、予想外の展開でした。
中山さんの強みは、演出力があり、バリエーション豊か...
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主人公の蓮の深い傷つきが、胸に刺さりました。短い物語の中で、ショウちゃんの辛さにウッとなり、それがまさかひっくり返されるとは、予想外の展開でした。
中山さんの強みは、演出力があり、バリエーション豊かに、感情を表現できるというところだと思います。だから、読者の感情を揺さぶることができるのだと思います。また今回の作品では理不尽を描くこと、ここが肝ですね。ここはしっかり描けているし、肝だからこそもう一歩踏み込めるところだと思いました。
蓮は、シュウの何に執着してここまでしたのか、いい人ってどこまでならいい人でいられるか、と言葉て語られてはいますが、どんな人生を歩むとそれがここまでしても知りたくなるのか。
理不尽の奥に一体何があるのか、これは知りたくても知り得ないのだと思います。知れないからこそ理不尽なのですから。でも、そこをもう一歩踏み込んでみてほしいです。
そこを追い求めることが中山さんの一つの作風を確立することに繋がるのではないかと感じました!
半年間おつかれさまでした!引き続き応援しています!!
全コメ
なゆみん
2022/3/19
0
後半ネームを読んで、ショウちゃんの言葉が自分に言われてるんじゃないかってぐらい、グサグサ心に刺さりまくりでした。話を読み進める事に明かされていくショウちゃんの不穏さ…サイコな笑顔が好きです。少し気にな...
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後半ネームを読んで、ショウちゃんの言葉が自分に言われてるんじゃないかってぐらい、グサグサ心に刺さりまくりでした。話を読み進める事に明かされていくショウちゃんの不穏さ…サイコな笑顔が好きです。少し気になったのが、蓮君の「あんなこと 聞かせた 僕が悪い」の「あんなこと 聞かせた」台詞部分。話が後半に移ったというのもあると思うのですが、蓮くんショウちゃんに何か聞かせたっけな?と。「聞かせた」は、片方が一方に対して無理やり話す印象はあるのですが、公園のやり取りはショウちゃんが蓮くんの大切なもの教えてに対する「解」だと思っていたので、「あんなこと 言った」「あんなこと 話した」僕が悪い。の方が話の流れ的に違和感なく読めるなと、少し気になりました。(一意見ですので、参考程度に中山さんの判断でお願いします!)。後半にかけて蓮君が頭の中で悩んでは落ち込んでいく流れが凄く好きです。親関係(近所の噂・ふらつくお母さん)・ショウちゃん(重めLINE)という出来事から、どんどん蓮君を落とし込んでいるな~と私まで心が重くなっていきました。からの、ニコの死。
蓮君がお母さんの影響で「素直でいる」「しっかりしなくちゃ」という価値観の持ち主である事が、前半の話や後半のフラッシュバックを通して丁寧に描かれていたので、ショウちゃんピンチでも駆け付ける蓮君の行動に違和感がなく、葛藤シーンにすごく引き込まれました。
「ずいぶん早かったね!」と、ショウちゃんがガラッと変わるシーン、変わり様がもっと見たい…!ショウちゃんの変わり様に対する蓮君の驚きや焦り、疑問や理解の追い付かなさなど、生々しい感情が痛いほどに伝わってきました。7話の沢田君初登場シーンがネームから少し変わっていて、(前半の沢田が大きく威圧感抜群だと、後半の下僕明かしシーンがより引き立って良いなと思いました)。「君勘悪いからさあ!」からのショウちゃんの台詞のノリが半端なくて、私も蓮君と同じで言葉が出ませんでした。最高です。「ばーーーーーか!」~「クソつまんなかったよ」「バイバイ」の台詞堪らんです。人を散々もて遊んだ挙句期待外れだったと見捨てられる蓮君と自分を重ねてしまいました。偽善者で悪かったな!!(泣)心を抉られまくりでした。自分を過信してたなど、周りや自分の非に絶望する蓮君に感情移入が止まりません。小学生編も高校生編も楽しみにしています!
修正済
全コメ
山田ズーニー
2022/3/19
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ガチ編集
help_outline
ラストの主人公の孤独、この孤独が深い、濃い。わたくし事だが、今ツラいことがあり、主人公「蓮」の孤独に吸い込まれる想いがした。この作品を読み終えた後、ベランダに出ても、家事をしていても、蓮の孤独の濃い闇...
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ラストの主人公の孤独、この孤独が深い、濃い。わたくし事だが、今ツラいことがあり、主人公「蓮」の孤独に吸い込まれる想いがした。この作品を読み終えた後、ベランダに出ても、家事をしていても、蓮の孤独の濃い闇が、どこか自分の心のよりどころとなってくれていた。私は、孤独は、浸透圧のように、浅い者から濃い者のほうへ吸い込まれると思っている。読者のなかにも、蓮の孤独に吸い込まれ、しばし心のよりどころを得る人は少なくないと思う。それくらい孤独に説得力・リアリティがあった。
友情に絶望し、無垢な動物との交流も断たれ、家族に絶望し、学校に絶望し、自分に絶望する。「中学に入った」「中学が終わった」という真っ黒なコマが凄い。ラスト、こんなに虚しく、無な、桜の中に立つ少年を見たことがあるだろうか。まるで貝のように「自分を閉ざしきって過ごす」、私もそんな時期があった。まさにいまそこにいる人もいるだろう。そんなときにこの作品が、なんとか息をつげる意場所となると思う。
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