編集者枠のおくだです。今回の課題も、漫画家のみなさんの想いや熱量を感じられる作品がたくさんあり読んでいてとても楽しかったです。ありがとうございました!
今回の作品のなかでもっとも響いた、続きが気になった作品は、かよさんの『無人島に漂着した鳥』です。
この作品は、一読すると底抜けに明るい主人公の飛べない鳥が、色んな逆境を(無人島に漂着したことも含めて)持ち前のポジティブさでプラスに転換していく4Pだと感じました。
周りができて自分にできないことっていうのは誰にでもあって、それを恥じるか、まったく気にせず「自分にはこれができる」という強みを誇ることができるかで、できること・できないことは同じでも人生の感じ方は全然違うと思います。
この作品の主人公は底抜けに明るくて、良い意味で鳥頭というか、できないことは気にしない。自分の得意なことを見つけるのが上手い。100%嫌味なく周りに感謝できる。愛嬌があって屈託がなくて、ストレートに愛されるキャラクターだと思います。
そんな主人公が今後無人島で同生活していくのか。動物の仲間を見つけてワイワイやってもかわいい。時折一抹の寂しさを垣間見せたとしたら余計に好きになる。物語が進むに連れて、どんどん好きになりそう。
展開の幅が広いし、無条件に応援したいと思える主人公のキャラクターがとても良いなと思いました。
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