稚拙ながら描いてみました。
最近の脳梗塞の話題は「早期発見できた!!」「後遺症もなく済んだ!!」をよく見かけます。
でも、私の父は異常を感じた母に言われてもすぐには病院に行かず、ガッツリ後遺症が残りました。
しかし、父は「自分が、自分で、おかしいと思ったらすぐ病院に行った。だから死なずに済んだ。」と信じています。
父と話をしていると、記憶の中では『自分はずっとしっかりしていた』と思い込んでいることをひしひしと感じます。
それをマンガにしました。
実は父は一度軽い脳梗塞を経験しており、2回目の入院でした。
最初の入院中も、その後の通院でも、デイケアを考えてケアマネージャーさんに相談を始めた時も、
皆さんは何度も父に脳梗塞の説明をしてくれていたんです。
父も聞いていたんです。返事もしていました。でも、わかっていなかった。
父をあの日、すぐに病院へ連れていく方法は無かったのか、私は今も探しています。でも、見つからないんです。
見つからないから、こういう機会に、誰かが誰かを連れて行くときに、ちょっとでも背中を押せたらいいなと思って、めちゃくちゃな絵なのは承知の上で描きました。
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