このコラムでは、毎月さまざまな雑誌やサイトで始まる何十作もの新連載を読んでいる漫画ソムリエ・東西サキ(@tozai69)が、特に漫画家の皆さんに注目していただきたい作品をご紹介します。
今回ご紹介するのは、「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートした『レッドフード』(作:川口勇貴)です。
『レッドフード』は、おとぎ話の怪物たちと戦う狩人の物語です。
第1話『赤い狩人』は、人を食うという人狼が紛れ込んだ「カソカ村」を舞台に、村人を守るために人狼を倒そうとする少年・ベローと、村に派遣された凄腕の狩人・グリムが活躍します。
大好評の読み切りが連載化!王道少年漫画
本作は元々読み切りとして掲載された作品が好評により連載化した、まさに「期待大」の漫画となっています。
連載化にあたって、世界観や設定の一部が変更されていますが、少年を主人公とした王道展開は変わらず、読み切り掲載時ののファンからも、連載ではじめて読んだ読者からも、好評の声が多く上がっています。
作者は『ヒロアカ』堀越先生の元アシスタント
また、作者の川口先生は、『僕のヒーローアカデミア』を手掛ける堀越先生の元アシスタントだったとのこともあり、キャラクターの描き方、心情描写、フェチを感じる色気ある線質などに堀越先生の影響を感じることができます。
最近の「ジャンプ」は、『チェンソーマン』や『呪術廻戦』といった青年漫画的な読者に解釈を委ねる心情描写とダークな世界観の作品がヒットを連発していますが、その揺れ戻しとして『レッドフード』の様な王道少年漫画が求められるのではないでしょうか。
未読の方はぜひ、読んでみてください!
☆『レッドフード』の注目ポイント☆
・いま求められる「王道少年漫画」
・大好評読み切りの連載化!
・作者は『ヒロアカ』元アシスタント
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2021/8/9
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