漫画家にはなれない、そう思って生きてきました。
昔から画を描くのが好きで、毎週ジャンプを買っては描き写してました。
美術で描いた画が家に飾ってもらえるのが嬉しくて、画を描くのが好きになりました。将来は漫画を描く仕事がしたい、そんな小さな夢がめばえました。
ある日、小さな壁にぶつかりました。
ヤバイ… 女の子が描けない。なんだこれ、全然可愛くない。ブスすぎてやばい。この画嫌い。漫画家とか絶対ムリ。辞めた。
漫☆画太郎先生の画を真似しすぎた弊害か、カワイイ女の子が描けない。
そんな些細なきっかけで漫画家という夢は脆くもくずれさりました。
嘘です。もっと大きな壁が原因です。
びっくりするくらい、自分の中に表現したいものがなかったのです。
漫画家に一番必要な、表現したいことが何もなかったのです…。
気づけば、画を描くこともやめていました。
時が経ち、何かを作りたい。そんな想いで広告会社に就職しました。
会社では広告のプランナーとして、企業のブランディングをしたり、
CMを作ったり、イベントやキャンペーンを企画する仕事をしておりました。
広告は、課題があってそれを解く形で表現を作ります。
そんな仕事を通して、ある仮説がめばえました。課題を決めて、そこから発想する作り方なら、漫画を作るかもしれない。
今回参加させていただいたのは、そんな自分を使った実験です。
最近は、漫画家になれるかもしれない、そう思って生きるようにしています。
申し遅れましたが、だてめがねと申します。
新しいジャンル、新しいフォーマット、新しいメディア。
まだ見たことないような漫画を作れたら最高だなと思ってます。
これから半年、どうぞよろしくお願いします。
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