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いつも読んで頂きありがとうございます。
コミチが9月に終了になるということで
アップロードできる期限の5月いっぱいまでは更新していきますが
そのあとは、fujossy、LINE漫画、pixivにも投稿していますので
そちらで引き続き読んで頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
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正臣はここまで、周りに甘え、
自分が苦しい、つらい、悲しい、ということにしか意識がいかず、
もう立ち上がれない、他のことはどうでもいい、
という「自分」視点の思考にしかなれなかったのです。
しかし奈於也が自分の為に悲しみを隠し、笑顔を作っていた事を知って、
自分が恥ずかしくなったのです。
自分と奈於也の大きな差にこのままではいけないという思いを強くしたと思います。
しかし、つらい時でも笑顔でいられるのは奈於也の強さでもあるのですが
心には大きな負担だと思うのです。
笑顔で感情を殺さずに、
悲しい時にちゃんと悲しむということって意外に大切なのだと思います。
正臣がちゃんと泣く場所を作ったことで奈於也も一つ踏ん切りがつくというか
心の整理ができるというか、、、抱え込んだ重荷を下ろせるというか、、、。
母トミは、自分のつらい姿とか悲しむ姿を他人に見せない人だと思うので
病気の姿とか弱った姿は一切描きませんでした。
多分、正臣の記憶にも明るく強い人というイメージだけが残ったはずです。
ただ一回見せた「悲しい顔」が幼い正臣の印象に残ったのです、、、
強い人だからこそ、逆の部分が妙に記憶に残るんですね〜。
士族でプライドも高いトミが文字も読めないのは
幼い頃、実は非常に苦労したという事を
感じて欲しかったんですが、どうでしょうか、、、。
それにいくら貧乏な農民で苦労したとはいえ
士族の娘が文字も読めないというのは無理があったかも知れません。
明治初期なら女性の識字率はかなり低かったみたいで
特に農村部で自分の名前が書ける女性は少なかったみたいですが、
大正時代初期なら国民全体の識字率は95%超えということです、、、。
すごいです。
土井家(トミ・奈於也の実家)はかなり苦労していて
教育までは手が回らなかったということで、、、。
ちなみに、この頃少しずつ電話が普及してはいたけど、
お金持ちの家や公共の場所くらいしかなかった様なので
正臣の家にはあっても、療養所にはないかと思って伝達方法は電報にしました。
遠方からの電気信号も、そのあとは人の手で、
夜でも朝早くでも配達員が紙を届けてくれた様です。
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