こんにちは、伊吹天花です。普段キンドルインディーズや、コミチにマンガを投稿しています。
私とマンガの出会いは、子どもの頃に父親の散髪についていった時に読んだ、鳥山明先生のDrスランプです。そこにはアラレ達がワンダーアイランドに行く話が載っていました。それを読んだ時の衝撃は忘れられません。紙面から、わっ!とキラキラとわくわくが飛び出してきて、目が釘付けになりました。床屋から出たあとも、余韻でしびれがおさまりませんでした。
いつしか私は、マンガ家になる夢を抱くようになりました。
でもわたしにとって、マンガ家はあまりに素晴らしすぎる職業でした。憧れと同時に、自分なんかがなれるはずない、という思い込みも強く持っていいました。
それでも、何度かマンガを投稿したのですが、結果は落選。落胆すると共に「やっぱり自分には手の届かない世界なんだ」と、言い訳を得た安心感も感じました。ようするにこじさせてたんですね。
その後、ブラック会社などで疲弊しつつ、パロディマンガをpixivに投稿したり、あいまいな日々を過ごしていました。
そんな時、マンガ家・山田玲司先生がヤングサンデーというニコ生番組を発信し始めました。
面白い番組なので、私は毎回観ていたのですが、ある時「マンガ家になれないと思っているあなたの呪いを解く」回がありました。そこで山田先生は漫画家志望の視聴者に情理を尽くして語りかけ、解呪を行いました。
私は「いや、そんな事言っても…。だって私だよ?」と思いつつも、心のカタマリの一部がどろりと溶けたのを感じました。
そして、一次創作のストーリーマンガに挑戦し始めました。
(何か恥ずかしいな…。私って単純すぎでは…?)
その後、コミチマンガ賞創設のニュースを見たのですが、審査員の中に、編集者の柿内芳文さんの名前がありました。柿内さんはヤングサンデーに時々、出演しており、私は「柿内さんに読んでもらえる!!」と興奮して、応募を決意しました。
それから、ずっとコミチにマンガを投稿し続け、ネームタンク、コルクラボマンガ専科と、ご縁がつながっていきました。
わたしがマンガで表現したい、読者に感じて欲しいのは、不思議なものや出来事を目にした時のワクワク感です。
また、大切な相手を想う愛おしさや、けなげにがんばる少女の可憐さも描きたいです。
コルクラボマンガ専科では、シナリオ力を伸ばしたいです。
そして凝り固まった頭をやわやわにして、いびつに変形したい。開けちゃいけない蓋を開けたい。
自分を追いかけ、自分にしか描けないマンガを描きたいです。そのためのヒントを見つけたいと思います。必ず見つけます。
どうぞ半年間、よろしくおねがいします!
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