ウルトラジャンプ漫画賞Specialインタビュー「編集者と距離をおいて知った、編集者の必要性」千田浩之先生

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ウルトラジャンプ漫画賞Specialインタビュー「編集者と距離をおいて知った、編集者の必要性」千田浩之先生

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コミチさんの作品:ウルトラジャンプ漫画賞Specialインタビュー「編集者と距離をおいて知った、編集者の必要性」千田浩之先生

コミチ内にて「ネームで連載獲得‼ウルトラジャンプ漫画賞」を開催するにあたり、ネットで活躍してからウルトラジャンプでの初連載を果たした、千田浩之先生にインタビューをさせていただきました。千田先生の『兵器少女』2巻は8/19に発売したばかりです。

ネットのバズをきっかけに連載するチャンスをものにした千田先生のプロへの道は、コミチに登録するクリエイターの皆さんの参考にもなりそうです。是非参考にして、漫画賞にもチャレンジしてみてください!

編集者と距離を置いたら、編集者の必要性を再確認する結果に

ーウルトラジャンプに連載する前は、どのような活動を活動をされていたのですか?

千田: 漫画の投稿活動をする傍ら、漫画のアシスタントをしていました。

漫画の投稿活動は、最初は完成原稿のみを編集部へ持ち込みしていましたが、少しずつ実力を認められネームでの持ち込みになっていきました。そこからが長い道のりで、惜しいところまではいったのですが、編集会議を通過するまでには至らずでした。

ネームばかり描いていた自分は、「漫画家になりたいのに、なんで漫画の設計図ばかり描いているんだろう…」…と、フラストレーションが溜まっていき、その漫画を描きたい気持ちを、「web漫画投稿(ニコニコ静画など)」「同人誌の制作販売(コミティア•コミケ)」「Twitter漫画(兵器少女のプロトタイプ)」などの活動にぶつけていくようになりました。

ーウルトラジャンプ連載開始の経緯を教えてください。

千田: Twitterで「兵器少女」がプチバズりをした後に、「どこかの出版社でこの『兵器少女』をリブート連載したいな」…と考えていました。

というのも、Twitterに載せる漫画は当然一人で考える訳でして、それが楽しい部分である反面、一人での制作は作品を拙くしてしまう、…と悩んでいました。

「自分の他にプロの目が入れば『兵器少女』はもっと良い作品になるのに…」…と。

皮肉な話ですが、編集者とのやりとりから一度距離を置くべくネット活動を始めましたが、編集者の必要性を再確認する結果となった訳です。

そんな折、ウルトラジャンプの編集者と縁があり、「兵器少女」の連載へと繋がっていきました。ただ、形になるには紆余曲折あり、「Twitter版とは全く異なる内容」で長いこと進めていたものの頓挫し、最終的には「Twitter版のリブート+兵器少女を増やす」という形に落ち着きました。

ーPixivFanboxなど、ネットでの活動も活発にされていた千田さんですが、紙媒体のウルトラジャンプに連載をしようと思った一番の理由や狙いなどあれば教えてください。

千田: 一番の理由は、自分の漫画は少しだけニッチな作品だと認識してまして、ウルトラジャンプの懐の広さとマッチするのでは?という狙いがありました。

又、紙媒体を選んだ理由は、同人即売会で本を直接手売りしていた時に、よくお客さんに「Twitterで読んでましたけど、紙で欲しかったので来ました!」…と言われ、『自分の漫画は紙でも需要がある』ことをそこで知りました。

ネットでは一部の人に認知してもらったので、今度は書店など現実世界の人にも少しでも認知してもらいたいという気持ちに繋がっていきました。

あとは、ウルトラジャンプなら「ジョジョのついでに読んでもらえるかもしれない」…というのもデカいです。ネットの雑誌より紙の雑誌の方が『ついで』に読んでもらえる可能性が大きい気がするので。笑

ーウルトラジャンプで連載に至るまで、編集部の方々とお仕事をしていかがでしたか?どういったところが創作するにあたり良かったですか?

千田: コミティアに参加して以降、編集者の方からお声をかけていただく機会が増え、何人かの編集者とやりとりがありました。

あちらから声をかけたという構図もあり、自分を「作家」として扱っていただき、それ自体はありがたい話なのですが、「千田さんの自由にやって欲しい」とのことで、あまり意見を言っていただけない場面がちょくちょくありました。

自分は自由にやりつつ、意見が欲しいタイプだったので、そこは少し不満がありまして。

その点で言うと、ウルトラジャンプの担当編集は良い意味でガンガン言ってくれたので、ありがたかったです。

ただ、お互い言いたいことを言い過ぎて普通にケンカしてる時もありましたが。笑

雑誌の表紙に載っていたのを見た時は、やっぱり嬉しかったですね。

ー自分の作品が紙で連載開始した時、および単行本が出たとき、どんなお気持ちになりましたか?

千田: 雑誌の表紙にちょこんと「兵器少女」が載っていたのを見た時は、やっぱり嬉しかったですね。自分はバリバリ「紙」の世代だったので、子供の頃憧れた「漫画家」にやっとなれたんだって、その時に思いました。

編集者のアオリとかも好きで、それが自分の漫画に載っているのも感慨深かったですね。

あとは、ウルトラジャンプの分厚さにおののきましたね。「こんなにライバルの漫画が載ってるの!?」…って。

単行本にはまた別の思い入れがありまして、「誰かの家の本棚に自分の漫画が並ぶ」事は大変名誉な事なので、昔から憧れていました。

今は、なるべく長い間本棚に置いておきたくなるような作品にしたいと思っています。

ー今後の目標をお願いいたします。

千田: 当面の目標は、「兵器少女」を長く続けるべく、少しでも良い作品になるよう頑張りたいです。

漫画家としての目標は、誰かの心に響いて、時々思い出してもらえるような作品を作ることです。どんな感情でも良いので読者の心を鷲掴みにしたいです。

あと、今は商業漫画一本!って感じになってきたので、今後はもうちょっと同人誌に力を入れて、コミティアに参加したいですね。

直接読者の方と触れ合うと、とっても力をもらえるので、「兵器少女」以外も色々な作品を作っていきたいです。

ーありがとうございました!

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千田浩之先生の『兵器少女』は、第2巻が8/19に発刊したばかりです!

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