7161 2 2 false 0pMe5lFzDrHBid6ol3Vi4OWfJOBNWIDM 2b03934696c4bdf0e99523b83282cacd 【シャープ公式@SHARP_JP連動企画】『#バズったツイートをマンガ化してみた』受賞作品発表! 0 0
コミチさんの作品:【シャープ公式@SHARP_JP連動企画】『#バズったツイートをマンガ化してみた』受賞作品発表!

はじめに

こんにちは、@SHARP_JP です。

ふだんは私、コミチに投稿されたマンガをひとつ選んで、思ったことを訥々と語る「シャープさんの寸評恐れ入ります」という連載をやっております。

そしてもうひとつが私の本業、というかただの仕事なんですけど、家電メーカー シャープの公式アカウントとして、広告なのか世間話なのかよくわからないことを、来る日も来る日もツイートしています。

来る日も来る日もツイートしていると、時にはたくさんRTされたり、いいねが押されることもあります。

いわゆるバズるというやつです。


ところで広告やマーケティングと呼ばれる業界では、しばしば「バズらせる」という言葉を見たり聞いたりするのですが、私は「バズらせる」という言い方にいつも違和感を感じます。

なぜならツイートを「バズらせる」のは、発信者でなく、受信者の方だから。

つまり、あるツイートを見たフォロワーさんが、なんらかの感情を動かしたからこそRTしたり、いいねを押すわけで、そのツイート主(あるいは広告主)が、自らバズを起こせるわけではない。


だから「この企画はここでバズらせて」とか「この商品はツイートで拡散せよ」みたいなことをいう関係各位(広告会社とか、わりとえらいおじさんに多い)は、たぶんイマイチわかっていないのだ。

バズるかバズらないかはあなた次第、ではなくフォロワーさん次第。

結果的に「バズった」ということはありえるけど、「バズらせる」という現象は存在しない。

本質的に、バズは他力本願なのだ。


私は、来る日も来る日も他人の力をあてにしてツイートする。もっと他人の力がほしい。協力がほしい。

そして私は図々しくも、フォロワーさん以外に、他力本願する存在はいないだろうかとさまよったあげく、出会ったのだ。

ツイッターのいたるところで活躍する、マンガ家さんに。

わかりやすく端的に、たのしい視覚表現で、たくさんの表現を生み出すマンガ家さんに、ツイートをバズらせてもらおう。

そういう魂胆で考えたのが #バズったツイートをマンガ化してみた、というお題です。

たくさんの応募をいただきました。しめしめ。それでは結果発表。




\入賞/


『ロボホンの婚活』:丸山ミユ 著

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いまだに「うそやろ…」と言われるのですが、おしゃべりが苦手な男女のために、婚活パーティでの会話をロボホンが代行してくれる、というサービスがはじまりました。

そのニュースに基づいた、丸山ミユさんの創作マンガ。


自我を持ちはじめたロボットが人間に反旗を翻す、というのはSFでよくある話だけど、婚活パーティでロボットが人間を紹介するところまでは現実になったわけですから、このマンガのようにロボット同士が心を通いあわせる時代は、もうそこなのかも。


ロボホンが人間に反旗を翻されるお話だと、私としても困るのですが、ロボホン同士に共感という感情が芽生えたのちに駆け落ち、という最後は微笑ましくてほっとしました。


作者の丸山ミユさんは、居酒屋zooというシリーズ(動物園の動物が夜な夜な居酒屋に集う)を描かれているのですが、擬人化が巧みな方だな、と感心します。




\入賞/


『シャープちゃんのごめんなさい』:祈宮そら 著

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シャープの公式アカウントはだいたい毎日100〜200くらいフォロワーさんが増えるのですが、だからといって常にフォロワー数を凝視しているわけでもないので、キリのいい数字を見逃すことは茶飯事。


だもんで50万フォロワーという、数字の中でもトップクラスにキリのいい瞬間も、例によって見逃したわけですが、さすがに申し訳ないと私も反省し、始末書をツイートしたのがこれ。


<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">わたくし SHARP_JP は、フォロワーさんが50万を超えていたのに気づかず、のんきに寝ていたことを反省しに参りました。 <a href="https://t.co/rCf2KoPpnD">pic.twitter.com/rCf2KoPpnD</a></p>&mdash; SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) <a href="https://twitter.com/SHARP_JP/status/1118328644093374464?ref_src=twsrc%5Etfw">2019年4月17日</a></blockquote>


マンガによって、まさか美少女化して謝罪するとは思いませんでした。

ツイッターは膨大なテキストを積み重ねることで、それをツイートする人の人格や人物像がゆっくりと立ち上がり、フォロワーさんの間で共有されていきます。

シャープさんという存在こそ、その積み重ねの最たるものだし、そういう風にゆっくりと人格が像を結ぶのが、ツイッターの醍醐味だとも思います。


一方で、そのようなゆっくりした人格形成をぶち壊し、いきなり人物像や物語すら立ち上げてしまえるのが、マンガの力なのかもしれません。

わずか1ページで、私が数年かけて築いたシャープさんを破壊し、美少女としてリノベーションしてしまう祈宮そらさんの腕力に、私はただ立ち尽くすのみ。


しかも「かわいいな」と思ってしまった私の感情は、いったいどこに持っていけばいいのか。

マンガってすごい。




\大賞/


『エアコンのきせつ』:赤穂ゆうき著

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私が毎年、注意喚起しているツイート「暑さがヤバくなる前に18℃で冷房試運転」がマンガ化されました。

試運転の方法のみならず、冷えない・動かない際の対処法まできちんと解説されています。

私だってできるだけ多くの人に伝わってほしいと、できるだけわかりやすいよう、ツイートの文章に工夫をこらすわけですが、やっぱりマンガによる理解の速さには敵いません。

私の試運転ツイートと、赤穂ゆうきさんのマンガを読み比べていただくと、みなさんもよくわかるはず。


また一方で、多くの人に伝わるためには、いつそれを言うか、タイミングの要素が大きいことも、ツイッターにいるみなさんならうなずくところがあるかと思います。

私自身、今年のエアコン試運転ツイートは、気温30℃を超えそうな、夏日の予報がはじめて発表された日に行いました。

みんなが、熱中症に脅かされる、あの夏の暑さの気配を思い浮かべるタイミングこそ、エアコン試運転の大切さがリアリティをもって響くと考えたからです。


おそらく作者の赤穂さんも同じように、いまここ、をマンガに込める重要性を感じられたのだと思います。

ちょうど試運転ツイートしたのは、新元号がはじまって1ヶ月。

あまりにはやい夏の訪れに対して、幼い令和ちゃんは四季をコントロールするのに不慣れというネタで、みんなが揶揄して遊んでいた時でした。

それを受けてタイムリーに令和ちゃんを登場させた。その機転と工夫に、頭が下がります。

なおかつその令和ちゃんは、宇宙の不思議ちゃんという設定で、室外機にはエイリアンが挟まり、リモコンには暗黒物質が満たされる。

マンガらしい、ジャンプする仕掛けが随所に置かれ、読んでてたのしいものでした。

バズったツイートをマンガ化して再びバズらせるというテーマにおいて、アイデアが凝らされた赤穂ゆうきさんの作品を大賞にします。



ご応募くださったみなさま、ありがとうございました。

今回のお題に限らず、基本的に私はいつでも @SHARP_JP のツイートを、マンガの素材にしていただくことに大歓迎です。

創作のきっかけになりそうなら、いつでもご利用ください。


では最後に、特別賞の発表を行いたいと思います。




\特別賞/


『シャープバズツイマンガ』:小山コータロー 著

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シンプルにヤバい。絶妙に私と似てるのも腹立つ。ヤバくてヤバいので、鬼才小山コータローさんにヤバい賞。





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『トキワ荘2.0』を目指すコミチ


ここでは、漫画家同士がオンライン・オフライン問わず切磋琢磨を続けています


目指すは、読者から共感され、応援され、世の中を熱狂させるSNS時代の新しいスター漫画家。今回の企画もその夢に続く一つの階段です。


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