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コミチ公式さんの作品:SNS時代の大物漫画家が誕生する瞬間を僕らは見届けたい!【マンガQ創刊記念・特別対談 (萬田編集長 × シャープさん × たらればさん) 】

SNS時代の大物漫画家が誕生する瞬間を僕らは見届けたい!【マンガQ創刊記念・特別対談 (萬田編集長 × シャープさん × たらればさん) 】

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SNS時代の今こそ、マンガで世に熱狂を起こせ!!


いよいよ2月17日に、SNS世代の欲求を満たす”共感系”漫画雑誌『マンガQ』が創刊されます!


創刊号には「コルクBooks」で活躍している6名の新進気鋭の新人漫画家の作品が登場。ネット全盛期のこの時代にあえて紙のマンガ雑誌を創刊し、これまでネットでは届けることが難しかった層に対しても、SNS時代の漫画家たちの可能性を届けていく挑戦が幕をあけます。


そこで、創刊を記念し、マンガQ編集長でもあり、コルクBooks代表の萬田大作(@daisakku)が、コルクBooksをいつも応援してくださるお二人と特別対談を実施しました!


その相手は、コルクBooksの人気コラム「シャープさんの寸評恐れ入ります」でお馴染みの『シャープさん(@SHARP_JP)』。もう一人は、約14万フォロワーを抱えるTwitter界の有名アカウント『たらればさん(@tarareba722)』。


SNS界のレジェンドであるシャープさん、たらればさんの目には、マンガQはどのように映ったのか?そして、SNS時代におけるマンガの可能性とは!?


マンガQ創刊記念の特別対談をお楽しみください!


・・・


共感できる作品を探す楽しさがここにはある!


萬田編集長:本日はよろしくお願いします! お二人にはひと足先に『マンガQ』の原稿を読んでもらいましたが、まずは率直な感想からお聞きしていいですか?


たらればさん:まずはナイスチャレンジと言いたいです。この時代に紙の雑誌を出すとは。荒削りなところも多々あるんですが、「おれの伸び代を見てくれ!」といった可能性を感じさせる作品ばかりで、そこがすごく良かった。同人誌の醍醐味ですね。


萬田編集長:そう言ってもらえると嬉しいです!


たらればさん:佐渡島さんをはじめコルクの皆さんがよく言っている、「アップデート主義」という考え方で作られる雑誌だなぁと思いました。完成された作品というより、漫画家として育っている過程の作品が掲載されていて、そこから感じられる伸び代を愛することができるんですよね。応援したくなる。


萬田編集長:そうですね。僕らも作品の中にある伸び代を感じて欲しいですし、作品に触れることで漫画家のこれからの成長を期待して欲しいんですよ。


たらればさん:作家の伸び代を見て感動するのは、たぶん自分自身の読者としての伸び代もそこに感じるからなんですよね。


萬田編集長:確かに、漫画家と一緒に読者も成長していけると一番面白いです。

シャープさんの『マンガQ』への感想は、いかがでしょうか?


シャープさん:『マンガQ』は様々なジャンルのマンガが掲載されていて、そこが面白かったです。、僕はコルクBooksを読む時に、いつも漫画家さんの多様性を感じているんですが、それが雑誌という形になっても感じられるのは、すごく新鮮でした。


萬田編集長:そうなんですよ。今回あえて掲載するマンガのジャンルをバラバラにしました。こしのりょうさんが書いた『ウサミとカメェ!!』のような王道系の少年マンガ。ワダシノブさんが書いた『わたしの家族』のような共感系で泣かせるマンガ。クスッと笑わせる小山コータローさんのマンガ。こんなふうに様々なジャンルが一冊に掲載されていることって、他のマンガ雑誌にはない、”共感系漫画雑誌”を謳う『マンガQ』であることの本領だと思うんです。


シャープさん:僕は、マンガQの多様なマンガに一気に触れられる感覚が、音楽のコンピレーションアルバムに近いと思ったんです。


萬田編集長:コンピレーションアルバムですか? CDやレコードとかの?


シャープさん:そうです。元来コンピ盤って、単体ではCDを発売することが難しい状態のアーティストたちを一定のテーマに沿って集めて、一枚のアルバムにして世に紹介するものだったんですよね。そして、アルバムを買うと、一組くらいは好きだと思えるアーティストに出会うことができて、自分の嗜好が知覚されるんです。「あぁ、自分はこういうタイプの音楽も好きなのかぁ」って。その感覚と、『マンガQ』はすごく似ていると思って興奮しました。


萬田編集長:なるほど!DJのシャープさんらしい感想で面白いですね!


シャープさん:マンガQのキャッチコピーは『SNS世代の欲求を満たす共感系漫画雑誌』ですが、自分が共感できる作品を探す楽しさを味わってもらいたいですね。


萬田編集長:ちなみに、シャープさんはコルクBooksで毎週掲載いただいている寸評と比べて、違いはありましたか?


シャープさん:ありますね。毎週やっている寸評は、マンガ単体で読んでどう思ったのかを書こうと思っていて、漫画家の名前やその人が書いている他の作品をあまり見ないようにしているんですよ。


萬田編集長:そうなんですね!


シャープさん:でも、マンガQでは、小山コータローさんのマンガを連作として読むことができたり、コルクBooksでは短編エッセイのようなマンガを書いている人がちゃんとしたストーリーのあるマンガを掲載している。コルクBooksでいつも読んでいる漫画家さん達の奥行きが初めて見ることができて、とても新鮮でした。


***


SNS時代において、マンガの形は変わっていく?


萬田編集長:ここからは、SNS時代におけるマンガのあり方や可能性について話をしていきたいと思います。


これからのマンガって、読者が「いいね」や「シェア」を通じて、そのマンガや漫画家を応援していく双方向な形になって、マンガとSNSは密接な関係になると思うんですね。SNSに精通しているお二人はこれからのマンガとSNSの関係について、どう思われますか?


たらればさん:まず思うのは、Twitterはコンテンツの紹介にものすごく向いているサービスなので、マンガや漫画家に興味を持つ入り口の機能として大きな役割を担ってきますよね。


萬田編集長:そうですよね。漫画家さんのTwitterアカウント運用は大事になってくると思います。


たらればさん:ただ一方で、シェアするコンテンツとしてのマンガは「今の形のままでいいのか?」と思うこともあります。コルクBooksのマンガも、1回の投稿で掲載できるマンガが最大8ページですが、これだと物語としては物足りないと思うことがありますし、短編で読むには多すぎると思うこともあって、バランスが難しいなぁ…と。


萬田編集長:僕は、スマホ時代においては、現状の最大8ページでいけると思っているんですよ。そして、それは中国のマンガ配信プラットフォーム『快看漫画』を見た時に、より確信しました。


たらればさん:中国のマンガプラットフォームですか!?


萬田編集長:そうなんです。この『快看漫画』は本当にスゴくて、アプリのダウンロードは1億ダウンロードを超えていて、1日にサービスを利用するユーザーの数が、なんと平均1,000万人を超えているんですよ!


シャープさん:すごい…! 桁が違う(笑)


萬田編集長:そして、ここには誰もが知っている日本の人気マンガも掲載されているんですが、実は全然読まれていなんです。ここで人気を誇っているのは、スマホで読みやすいように最適化された「縦読み・セリフ横書き」のマンガなんです。例えば、こんば感じのものです。


★事例として紹介された、『快看漫画』のマンガはコチラ(外部サイトへ)


たらればさん:なるほど、スマホの縦スクロールでも読みやすいですね。確かにスマホで読む人にとっては、このマンガの見せ方が最適解かもしれない。


萬田編集長:これを見ると、1回の投稿量が8ページくらいでも全然成り立つんですよね。スマホ時代において、マンガの形はこうなっていく必要があるんだろうなぁと思っていて、コルクBooksもスマホ時代にあわせた見せ方に最適化させていくことが大切だと思っているんですよね。


たらればさん:面白いですね。マンガを読むデバイスに合わせてマンガの形も変わっていくということかぁ。


***


マンガ広告の浸透に、大きな可能性あり!


萬田編集長:シャープさんは、これからのマンガとSNSの関係について、どう思われますか?


シャープさん:僕は以前マス広告の仕事をしていたせいで、「生活者に情報を届けることにおいて、パフォーマンスが一番高いメディアは何なのか?」ということを常に考えているんですが、広告としてもSNSとマンガの組み合わせは最強だと思っているんですよ。


萬田編集長:おぉ!


シャープさん:色々な人から「やっぱり広告は動画ですよ」という話を聞くんですが、僕のようにSNS側にずっといる人間から見ると、どう考えてもTwitterで大きく話題になる投稿って、マンガの投稿なんです。もちろん動画広告も優れた点や進歩はあるけど、人がまずそれを見ようという気になるメディアは、マンガには敵わないと思っています。


萬田編集長:マンガは情報量も豊富に入れられるし、短い時間で読めるから、時間あたりの情報摂取の密度が圧倒的に高いですよね。


シャープさん:そうなんですよ。なので、僕はWeb広告としてのマンガはすごく可能性があると思っています。そして、それを拡散させていくためにSNSを活用する。この組み合わせが最強なんじゃないかなぁ。つまらない動画広告をつくるくらいなら、マンガで広告をつくったほうが全然良いと思いますよ。家電メーカーの人間としては、取説だってマンガになったらいいとさえ思います。


萬田編集長:コルクBooksでも、広告制作を漫画家が請け負うという仕組みづくりは注力していこうと思っているんです。長期連載をもって億万長者になる道しか成功がないように思って苦しんでいる漫画家さんが多いので、そこから解放してあげられたらいいなぁと思うんです。


シャープさん:それは大事ですね漫画家さんの副業として、広告をマンガにする仕事が広がっていくと良いですよね。


***


コルクBooksからスターが現れる過程を見届けてほしい!


萬田編集長:最後に、お二人がマンガQやコルクBooksを応援してくれている理由について聞かせてください。


たらればさん:僕に関しては、何かに向けて頑張っている人を応援したいという気持ちがあるんですよ。


萬田編集長:なるほど。


たらればさん:そして、コルクBooksは切磋琢磨している漫画家の顔が見えやすいUIなので、応援したい人を見つけやすいんですよね。あとは、その人を追っかけやすい仕組みがう上手くできています。「この人の過去の作品を遡って見てみよう」とか、「次はどんなことを書くのか気になるのでフォローしよう」といった感じで。


萬田編集長:そうですね。応援したいと思える漫画家との出会いをつくるとか、漫画家を応援できる仕組みづくりというのは、コルクBooksですごく意識している部分ですね。


シャープさん:僕は、やっぱり広告を仕事して扱っているので、情報を伝えるという意味でのマンガの可能性をすごく感じていたんですよ。そこに「SNS時代の漫画家を育てる場所としてコルクBooksをつくった」という話を聞いて、すごく面白いと思ったんですよね。


萬田編集長:コルクBooksは『トキワ荘2.0』を目指してますからね(笑)


シャープさん:『トキワ荘2.0』って表現が良いですよね。それまで、マンガって一人でやるもんだと思っていたんですが、仲間と一緒に切磋琢磨する場所をつくることによって、上達の時間が短くなったり、表現を磨くことができる。トキワ荘が機能しだすのであれば、やっぱりその場所から誰かスターが現れるはずなんですよね。その過程を間近で見たいなぁという欲求が僕の中にあるんです。


たらればさん:すごく、わかります。「この先、どうなるかを見届けたい」という気持ちは僕も同じです。こんなに集中的に未完成な作品が見られる場所ってあんまりないですよ。この作品や漫画家たちが、これからどうなっていくのか、すごく興味が惹かれるんですよね。


萬田編集長:ありがとうございます。コルクBooksやマンガQは、ここから億万長者になれる漫画家を生み出すことを目標に掲げていますので、是非お二人にはスターが誕生する瞬間を見届けてほしいと思います。今日は、ありがとうございました!


・・・


以上、マンガQ創刊記念の特別対談をお届けしました。


「漫画家としての伸び代を見ることでワクワクする!」

「漫画家としての奥行きがみれて新鮮!」

「僕ら読者も、読み手として漫画家と一緒に成長していきたい!」


マンガQに対して、こんな愛あるコメントをいただいたシャープさんとたらればさん。


お二人が言うように、荒削りながらも渾身の作品が出揃ったマンガQ。

読んでみると、この中から、きっと共感できる作品に出会えるはずです!


そして、今ならマンガQを予約購入頂いた方に限り、コルクBooksのお題「#共感系雑誌マンガQ」に投稿頂ければ、次号以降のマンガQに必ず掲載させて頂きます(詳しくはコチラ)。


是非、あなたの作品もマンガQを通じて、世の中に届けていって欲しい!

なぜなら、コルクBooksは、これからの時代における大物漫画家たちを生み出す、現在のトキワ荘を目指しているのだから。



執筆・井手桂司


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