「菅原道真」の世間一般のイメージは「マジメ」。しかし著作を読んでみるとイメージ以上の「ガチのマジメ」でした。
著作『菅家文草(かんけぶんそう)』は全編を通して面白話がなく、ユーモアのきいた表現もなく、現代人の感覚では面白味に欠けると思われそうです(天皇に献上するぐらいの文集なので仕方ないですが)。
しかしよく読んでみると、これは・・・?
笑わせようとしているのか「天然」なのかは不明として、絵を思い浮かべるだけでかなり面白い詩もあります。
今回のマンガはそんな数少ない貴重な「面白い詩」をマンガにしてみました。
「左に琴、右に書」といわれるほど、琴(音楽)は学問の肥やしと考えられていました。
大学生の娯楽は法律で「琴と弓」に限られていたこともあり、道真も学生時代に琴に挑戦してみたようです。
しかし・・・これが、また。
一言でいうと「音楽のセンスがなかった」。
なかなかひどかったようです。
学問では無双のエリート学生が琴と苦闘するマヌケな様子を自ら卑下するかのように描写し、それが漢詩だけに読む側の想像が余計に膨らむ・・・
面白かったら応援!
コメントを書く
(0)
2022/8/13
作品が気に入ったら
もっと作品を描いてもらえるよう作者を応援しよう!
もっと作品を描いてもらえるよう作者を応援しよう!