さあ今回は、いよいよ「ボトル違い」を仕上げていこうと思います。
ボトル違いのネームはこんなんでした。

セリフとか、なんでこのネームになったかの詳しい経緯が知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まずは1コマ目。
人以外はだいたい書き込んでますので、ぱぱっと色を塗って完成しそうです。

お風呂場といえばタイルの壁だと思ったので、白い線を追加しました。
お風呂場を画像検索してみたんですが、最近はタイルじゃない壁もいっぱいあるんですね。
だんだんとお風呂場らしさが変わっていってるんだなぁと実感しまして、おいてかれないようにしなきゃなと思いました。((時代に)置いてかれない・老いて枯れないのダブルミーニング)
たしかに昔の人は、木造で五右衛門風呂がお風呂のステレオタイプだったんだから、変わっていくのは当たり前ですね。
ちなみに鏡の前にある右のボトルには「ナリット」と書いてあります。
類似商品にご注意ください。
よくよく見ると扉の枠が足りないですね。
もう一回り外側に灰色の枠がないと、扉として機能しないはずです。

うん。
これで扉の開閉が可能になりました。
さっきまでの感じだと、はめ込み式の窓みたいになっていましたから。
でもまだなんかお風呂場って感じがしないです。
なんか冷たそう。
水風呂かな?って思っちゃいます。
ああ、そういうことね。
湯気が足りないのね。

これで暖かさが出ました。
それと、髪を洗ってる途中でアルコールだと気が付いているので、ちゃんと濡らしときました。
いやはや、お風呂場感がグンと増しましたね。
続いて2コマ目です。

ネームの時点では、普通のレタスをイメージしていました。
ホットドッグで画像検索したところ、なんか普通のレタスじゃない気がして、レシピを見てみたらリーフレタスだということが判明しました。
私がいつも食べてるレタスよりも柔らかいので、パンに挟みやすいみたいです。
おっと私としたことが、パンに切れ目を入れたはずの、包丁を忘れていました。

これで器具は揃ってるはずです。
問題は背景なんですけどどうしましょう。
冷蔵庫やら電子レンジやら食器棚を描くか、もしくはリビングを描くかですけど、描かなくてもキッチンてわかるので、私としてはもう描きたくありません。
見た人が素敵なキッチンを心の中で描いてくれるはずと信じて先へ進みましょう。
続いて3コマ目。
これもぱぱぱっと塗っちゃいましょ。

ちゃんと湯気も忘れずに描いておきましたよ。
と思ったら追加した扉の外枠を描き忘れていました。

うん。
これでいいでしょう。
最後に4コマ目です。

「なぬっ!」感が出てますね。
一通り並べてみましょうか。

いや、気づけよ。
もっと早くわかりそうなもんだけどね。
それにしてもスゴイ自信ですよね。
一度消毒ボトルと間違えてても、同じ間違いなんてするはずないって思ってるのかな?
でも、もし自信がある人だったら、こんなに驚かないよね。
なかなか間違いを認めないはず。
なるほど。
そうなると、消毒ボトルだって言われたとき「またまたー、そんなこと言ってー」みたいに、まずは相手が間違ってるように振舞うのかしら。
そうするとこんな感じかな?

わろてるでアンタ。
4コマ目も同じ反応をする気がするので、直すとこんな感じになる。

ふむふむ。
「またまた、何言ってるのかしらねこの子は」みたいなことを考えてそうです。
一気にお母さんのキャラがわかってきた気がします。
ではセリフを入れていきましょう。
1コマ目はネームの時に考えてた感じで良いでしょう。
少し説明チックですが、説明してほしいのでそれでよいのです。

続いて2コマ目はお風呂場からお母さんを呼ばないとだめですね。
「お母さーん!!」「ママー!!」「ママーン!!」「マミー!!」「母ー!!」「お母さまー!!」「ママさまー!!」「おふくろー!!」
お母さんとママはありきたりなので、ママンあたりで攻めてみますか。
それを聞いたママンは、そんな間違いなんてしてないって言うんだろうなぁ。

「消毒のヤツ」って言ったのは、私だったらなんていうかなって考えた時に、正式名称がイマイチわからなかったからです。
「アルコール消毒のボトルー!」だと長いですしね。
「ヤツ」で通じるだろうと判断しました。
ママンはね、こういう人ですよ、きっと。
自分のことをママンって呼ぶタイプの人です。
そんな気がします。
3コマ目は、もう普通に謝ればよろしいかと。

ママンだからソーリーとかにした方がいいのかしら?
Google先生でママンを調べたところ、英語じゃなくてフランス語だと判明しました。
ってことで、フランス語でごめんなさいは「パードン」とか、「エクスキューズモァ」になるっぽいです。
う~ん、伝わらんでしょうな。
私も知らんかったし。
日本語のままでよろしいかと。
ゴメンは普通過ぎますかね?
「ギョメン」「ごめんちゃい」「ぐぉむぇんなさい」「ゴメーン」「ごめんねぇ」
なんかかわいらしい感じの人だから、逆に堅苦しい方がギャップが出て良いかもしれません。

「すまぬ…。間違え申した…」ってのも考えたんですけど、「すまぬ」が面白かったんで、だったら「すまぬ」一本で行った方が攻撃力が出そうだなと思った次第です。
うん。
良いギャップですね。
子供が普通に返してるので、普段からよく言うセリフなんでしょう。
続いて4コマ目。
たぶんママンは反省してないので、2コマ目と同じ感じでよろしいかと。

「だから」って、さっき”そんな間違い”をしてるんだが……。
さすがに記憶力が無さ過ぎな気がしてきました。
ちゃんとさっきのミスを覚えてる感じにした方がいい塩梅かもしれません。

そのケチャップの隣にマスタードが無いってことは、そういうことやん。
5コマ目には、またまた「すまぬ…」が見れそうです。
さあ、ほぼほぼこれで完成ですかね。
おっと、タイトルがまだでした。
「ボトル違い」はネタバレなのでいけません。
やっぱりママンが面白いので「ママンの日常」とかにしますか?
もしくは忘れ去られたメガネに対して「なぜかけない?」と、最初にツッコミをいれましょうか。
この4コマの肝はママンの、謎に満ち溢れた自信ですよね。
なんでこんな自信満々でいられるのでしょうか。
もう自信ママンって感じです。
なるほど、「自信ママン」でいいか。
オヤジギャグですが、この4コマを一言で表していると思います。
さあ、これではようやっと完成ですね。
全部繋げて見てみましょう。

はい、おもしろい。
それにいろいろとメッセージも読み取ることが出来ますね。
まず一つは自信過剰はミスを招きやすいってことですね。
確認を怠る一番の原因って、自信がありすぎたり間違えるはずがないと決めつけちゃうことかもしれません。
そいうことをママンは身をもって教えてくれています。
だからと言って自信を持つなということでもないみたいですけどね。
どんなにミスをしても、自分に自信があればそこまで落ち込まずに、気持ちを明るく保てるってことをママンは教えてくれていると思います。
必要以上の落ち込みは体調を悪くしかねません。
健康って大事ですから。
だからと言ってミスをしても、まったく知らぬ存ぜぬじゃ困ります。
間違えた時は素直に謝る。
そんなこともママンは実践してくれています。
そして、ホットドックにはレタスじゃなくて、リーフレタスを使うってことも教えてくれています。
ありがとうママン。
大好きだよママン。
ママンの偉大さを感じながら、今回は終わろうと思います。
次回はコロナ占いの仕上げです。
それではまた。
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