マンガの必殺技辞典 あ行 第四語 「悪魔の微笑み」

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第4語「悪魔の微笑み」




恐い人間を描きたければ、恐い表情ではなく笑わせることだ。

「拳で殴るより、笑顔で脅せ!」と言ったのはシェークスピア!


米ドラマシリーズ「ファーゴ」ファーストシーズンの殺人鬼はまるでゴツい男でないのに凄く恐い。

アカデミー作品賞映画「羊たちの沈黙」のレクター教授も穏やかに笑い、口先一つで他人を自在に人を操り、狂わせる…実に恐い。

名匠ヒッチコック監督は「サイコ」で青春映画のスターだった爽やかな笑顔を持つアンソニー・パーキンスにサイコ野郎(ノーマン・ベイツ)を演じさせ、そのタイトルどおりの新しい分野(サイコホラー)を後に切り開く歴史に残る傑作映画になった。


逆に恐いくらいのビジュアルは笑える事があるし、極限の怒りには無表情が映える。極限の演出は表現したい事の対極にある「悪魔の微笑み」と覚えよう。


悪魔的とは言えないが、映画「街の灯」ラストシーンにおけるチャップリンの純粋に見える天使のような笑顔も、気がついた人にだけだけど残酷な奥深さが隠されている至高の演技である。

表現したい事の神髄は対極にアリだ!

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