<rss version="2.0"
     xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
     xmlns:webfeeds="http://webfeeds.org/rss/1.0"
     xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
     xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
     xmlns:media="http://search.yahoo.com/mrss/">
    <channel>
        <title>&#x6771;&#x4eac;&#x30cd;&#x30fc;&#x30e0;&#x30bf;&#x30f3;&#x30af;&#x3055;&#x3093;&#x306e;&#x300c;&#x30cd;&#x30fc;&#x30e0;&#x8b1b;&#x5ea7;&#x300d;</title>
        <description>コミチにアップされている作品の中からいくつかピックアップして、講評していきます。</description>
        <link>https://comici.jp/goto_junpei/series/8d0fd96a9f6a8</link>
        <atom:link rel="self" type="application/rss+xml" href="https://comici.jp/goto_junpei/series/8d0fd96a9f6a8/rss" />
        <copyright>&#x6771;&#x4eac;&#x30cd;&#x30fc;&#x30e0;&#x30bf;&#x30f3;&#x30af;&#x3055;&#x3093;&#x306e;&#x300c;&#x30cd;&#x30fc;&#x30e0;&#x8b1b;&#x5ea7;&#x300d;</copyright>
        <webfeeds:icon>https://cdn-public.comici.jp/series/2/2019080913164568944EFE0E28948E7F884D5BBA029B0589A.png</webfeeds:icon>
        <webfeeds:logo>https://cdn-public.comici.jp/series/2/2019080913164568944EFE0E28948E7F884D5BBA029B0589A.png</webfeeds:logo>
        <webfeeds:accentColor>D80C24</webfeeds:accentColor>
        <webfeeds:related layout="card" target="browser" />
        <webfeeds:analytics id="UA-114502607-1" engine="GoogleAnalytics" />
        <language>ja</language>
        <pubDate>Sat, 04 Apr 2026 09:28:22 +0900</pubDate>
        <lastBuildDate>Sat, 04 Apr 2026 09:28:22 +0900</lastBuildDate>
        <item>
            <title><![CDATA[「Tree!」/chiku]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/20200415152359986ABBA7B93B3CFB96A3052F16BE6770FA1-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、東京ネームタンクのごとうです。</p><p>今回はchikuさんの<strong>『Tree!』</strong>を添削していきます。</p><p>それでは作品を振り返ってみましょう。</p><p><strong><br><br></strong></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=14012"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><strong><br></strong></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><strong><br></strong></p><p>この物語は冬になって葉が落ちてしまう落葉樹が「もう誰も遊びに来てくれないのかな」と思っていたら、みんなが集まってきてくれて救われる話ですよね。</p><p><strong><br></strong></p><p>この木は冒頭で「もう…誰も遊んでくれへんのかなあ…」と言っていて、この言葉には「もっと誰かと遊びたい」という想いが込められているわけです。</p><p>ただこの後すぐにいろいろのキャラクターがこの木の元へやってきて、早い段階で「もっと誰かと遊びたい」という願いが叶ってしまっているんですね。</p><p>物語を作る上では主人公の願いがなかなか叶わないようにすることが大切なので、冒頭ではもっと過去の賑やかな様子を強調して、願いを叶えづらい状況を作ると良いかもしれません。</p><p><strong><br></strong></p><p>そしてクライマックスですが、これからサンタクロースがやって来ることを予感させる終わり方をしていますね。</p><p>とても良い終わり方ではあるのですが、サンタクロースがやってくることは、主人公の願いとは少しズレているように感じます。</p><p><strong><br></strong></p><p>木の最初の願いは「誰かと遊びたい」ということなので、クライマックスもそれを予感させるように描くことが必要です。</p><p>例えば、これからクリスマスになって、トナカイやサンタクロース、子どもたちが集まってくることを感じさせられるといいのかなと思いました。</p><p>クライマックスについては、主人公である木の最初の欲求はなんだったのか、ということを考えると自ずと見えてくると思います。</p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><strong><br></strong></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9b671ba526eb3'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 22 Apr 2020 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9b671ba526eb3/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>18586</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「ここにいるよ」/クワガタ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/20200415151027539ABBA7B93B3CFB96A3052F16BE6770FA1-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、東京ネームタンクのごとうです。</p><p><br></p><p>今回はクワガタさんの<b>『ここにいるよ』</b>を添削していきます。</p><p>それでは作品を振り返ってみましょう。</p><p><br></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=14019"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p>冒頭で「24にもなって親にケーキ買ってもらうバカがどこにいんのよ」というお母さんのセリフがあり、その後に「ここにいるよ」というモノローグがあるのですが、この「ここにいるよ」という言葉に込められた意味が最後にわかるという構成がとても良いですね。</p><p><br></p><p>この物語をさらにブラッシュアップするには、「主人公の動機」を考えてみてほしいなと思います。</p><p>3年前の誕生日は引きこもりで、抜け殻のような生活だったという回想シーンがありますが、つまりこれはこの生活が苦しくて抜け出したかった、ということですよね。</p><p>となると、読者は「この苦しみからどう抜け出したのか」ということが知りたいわけです。</p><p><br></p><p>物語を読み進めると、今はもう引きこもり生活は抜け出して一歩前に進めていることがわかります。その感情の推移が起きていることはすばらしいのですが、感情の変化が起きるには必ず何かきっかけとなる出来事が必要です。</p><p><br></p><p>「苦しい」と思っていた人が救われるまでには何か出来事があったはずですが、この物語では何があって彼が救われたのかがやや曖昧なんですね。</p><p>例えば、3年前の誕生日にお母さんが用意してくれたケーキと手紙を見たときの後悔をきっかけに一歩踏み出せた、ということでも良いと思います。</p><p><br></p><p>感情の変化には理由が必要なので、彼の心が変化するきっかけとなった出来事をしっかり描いてあげると、この作品はもっと良くなるはずです。</p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9449d4ab66d34'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 15 Apr 2020
				15:11:29 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9449d4ab66d34/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>18584</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「カパマキちゃん」/chiku]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/20200408110011219ABBA7B93B3CFB96A3052F16BE6770FA1-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p><br></p><p>こんにちは、東京ネームタンクのごとうです。</p><p>今回はchikuさんの『カパマキちゃん』を添削していきます。</p><p>それでは作品を振り返ってみましょう。</p><p><strong><br></strong></p><p><strong><br></strong></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=13896"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><strong><br></strong></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><strong><br></strong></p><p><strong><br></strong></p><p>chikuさんはキャラクターがかわいらしく世界観も完成されているところがとても良いですね。それでは、より作品をブラッシュアップさせるにはどうしたら良いかお話ししていきましょう。</p><p><strong><br></strong></p><p>この物語は主人公の「カパくん」が友達を探す話ですよね。</p><p>なので、クライマックスにカパくんが「マキくん」と友達になったことで、読者の心を大きく動かせるともっと良いと思います。</p><p><strong><br></strong></p><p>読者の心をより大きく動かすには2つの方法が考えられます。</p><p><strong><br></strong></p><p>1つは初めからカパくんの「友達がほしい」という気持ちを強調して描き、読者に共感させる方法。もう1つは、「カパくんは何がしたいんだろう？」と読者に疑問を抱かせて、最後に「友達がほしかったんだ」と気づきを与える方法です。</p><p><strong><br></strong></p><p>ただ、1つ目の方法をとるのであれば、カパくんの行動や言動に「友達がほしい！」という雰囲気をもっと持たせることが必要かなと思います。</p><p>例えばこの物語の中でカパくんは出会った生き物の写真を撮っていますよね。</p><p>これって本当に友達がほしい人のすることでしょうか？「写真を集める」という行為は、友達作りというよりはコレクションに近いように感じます。</p><p>なので描かれているカパくんの行動を生かすのであれば、2つ目の方法をとるのが良いでしょう。</p><p></p><p>「カパくんは何がしたいんだろう？」と読者に想像させながら、最後に「友達がほしかったんだ」と気づかせるこちらの方法のほうが、chikuさんの作風にも合っていると感じます。</p><p><br></p><p>また読者に想像させるには、冒頭のカパくんの「大冒険や！」「友達を探すで…」といったセリフは答えになってしまうので無くてもいいかもしれません。</p><p>冒頭のセリフは「出発だ！」くらいにすると、カパちゃんのキャラクターデザインや表情も相まって読者を想像させ続けることができると思います。</p><p>そして最後に友達がほしかったことがわかると、読者に「友達がほしかったんだ」という発見の感動、「見つかってよかったね」という共感の感動、主人公がほしいものを得ることができたので、解放の感動も与えることができます。</p><p><strong><br></strong></p><p><strong><br></strong></p><p style="text-align: center; "><strong>＊＊＊</strong></p><p><strong><br><br></strong></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><strong><br></strong></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/71f67fc61498d'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 08 Apr 2020
				11:01:32 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/71f67fc61498d/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>18353</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「おふろのこ」/緋星めめ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/277/202003041908087132FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は第4回コミチ漫画賞「＃ストーリーテリング」に投稿されたネーム添削の第4回目です。</p><p>今回の作品は緋星めめさんの『おふろのこ』。</p><p><br></p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=9901"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p>絵もすばらしく、お互いさえいればいいという依存的な関係性や相手に対する想いの描写がとてもよかったです。</p><p><br></p><p>ただ、この物語は書き進めることが難しかったのではないかという印象を受けました。</p><p>なぜかと言うと、最終的に主人公が何を得たのかということが明確ではなかったからです。</p><p><br></p><p>テーマが難しいことも相まって、「物語の中で伝えたいこと」に対してのアプローチが作品の中で探り探りであったように感じます。</p><p><br></p><p>いつかは離れ離れにならなくてはいけない、ふとすれば消えてしまうかもしれない幽霊との恋というテーマ自体がこの物語の魅力の核となっています。</p><p><br></p><p>ですので、主人公がその恋にどんな結論を出すのか、つまり物語がどこへ向かうのかということを描く前に決める必要があります。</p><p><br></p><p>それを先に決めてしまえば、主人公の気持ちの着地点や恋の行方が見えてきて、ぐっと描きやすくなると思います。</p><p><br></p><p>また、作家性は主人公の出した答えや起こした行動に現れるものです。自分と向き合うという意味でも、ぜひじっくりと考えてみてほしいと思います。</p><p><br></p><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">それでは、次回の作品も楽しみにしています！</span><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; "><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</span><br></p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/2e3a49201236d'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 18 Mar 2020 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/2e3a49201236d/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>17181</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「ゆびさきの花」/月本シロ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/202003041839194812FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は第4回コミチ漫画賞「＃ストーリーテリング」に投稿されたネーム添削の第3回目です。</p><p>今回の作品は月本シロさんの『ゆびさきの花』。</p><p><br></p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=10083"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p>とても美しい作品でした。ずっと眺めていたくなるような、女の子同士の良い関係性が描けていると思います。</p><p><br></p><p>特に指にキスするシーンがとても良く、ここが月本さんの描きたかったシーンであることが読んでいて伝わってきます。</p><p><br></p><p>しかしこのシーン以降の展開は、広げた物語の終わらせ方を試行錯誤していて描ききれていないように感じられました。ここは、もう一段階「萌え」を加えて「描きたいことだけ描いていいんだよ」とお伝えしたいです。</p><p><br></p><p>この作品は、指先にキスをされた主人公が「この感情はどうすればいいんだろう」と相手を意識し始めることから始まる物語です。そこに作者である月本さんの描きたい「萌え」がまず詰まっていると思います。</p><p><br></p><p>そのあとは、それを始点にした2人の関係性が、月本さんにとっての「最上級の萌え」へ発展していく、という展開にしていっていいと思います。そうして自分の感情を追って「萌え」を描いていくことで、物語ができあがっていきます。</p><p><br></p><p>「ストーリーを描かなければいけない」という観念に囚われすぎず、自身の「萌え」に忠実にクライマックスの2人を描き切ってほしいと思います。</p><p><br></p><p>次回の作品も楽しみにしています！</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</span></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/f70fb0839f49f'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 11 Mar 2020 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/f70fb0839f49f/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>17178</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「INSUPAIA/インスパイア…第一話」/月本千景]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/202003041820164352FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は第4回コミチ漫画賞「＃ストーリーテリング」に投稿されたネーム添削の第2回目です。</p><p>今回の作品は月本千景さんの『INSUPAIA/インスパイア…第一話』。</p><p><br></p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=10044"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p>この作品は月本さんが「コルクラボマンガ専科」の最終課題として描いたもので、僕は講師として以前に読ませていただいているのですが、正直何も言うことはありません！それくらいすばらしい作品だと思います。</p><p><br></p><p>ストーリーの組み立て方や演出がすばらしいのはもちろんですが、僕がいちばん心を打たれたのは「主人公のアンナに救いがあった」ということです。</p><p>主人公が今までどんな思いで過ごしていたのかということ、相手を尊敬している主人公のなんとも言えない気持ちが物語のラストによく表現されています。</p><p><br></p><p>クライマックスにかけて印象的な良い絵が入るシーンもたくさんあり、全体的におしゃれな雰囲気も感じます。</p><p><br></p><p>これから作画をして作品として仕上げていく中でポイントになるのは、ネームの段階ではラフなタッチで読める情報量や勢いを、背景や細かい描写を加えていった時にどう殺さずに描くかということです。</p><p><br></p><p>ネームの時よりもさらに様々な手を入れることで、本来描きたかったキャラの表情やシーンの勢いがなくならないように、取捨選択をしっかりとして良い絵を入れていってほしいと思います。</p><p><br></p><p>このまま自信を持って描いていってください！</p><p><br></p><p>次回の作品も楽しみにしています！</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">東京ネームタンクについては</span><a href="https://nametank.jp/" target="_blank" style="background-color: rgb(238, 238, 238); font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">こちら</a><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">から！</span></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/0e2941bfdea5e'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Mon, 09 Mar 2020 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/0e2941bfdea5e/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>17177</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「オーバードライブ シンデレラ」/いぬパパ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/78/202003041035387592FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">こんにちは、「東京ネームタンク」のごとうです。</span></p><p><br></p><p>今回は第4回コミチ漫画賞「＃ストーリーテリング」に投稿されたネーム添削の第1回目です。</p><p>今回の作品はいぬパパさんの『オーバードライブ シンデレラ』。</p><p><br></p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;div class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=9939"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p>とてもおもしろい作品でした。最近、マンガ界では「愛すべき存在という概念としてのヤンキー」ブームが来ていると感じています。そこに目をつけた題材設定もいいですね。</p><p><br></p><p>十分おもしろい作品ですが、よりブラッシュアップさせるためのポイントをお伝えしたいと思います。</p><p><br></p><p>それは、回想の入れ方です。</p><p>この作品では、4P目にメインキャラクター2人の馴れ初めが主人公の回想として挿入されていますが、この位置がベストかどうかは少し疑問です。</p><p><br></p><p>なぜなら、回想の後にある「魔法使いの登場」という突然のファンタジー展開に読者がやや置いてけぼりになってしまっていると感じるからです。</p><p><br></p><p>ファンタジーな世界観を説明し、なおかつ「コレドナ感」（これどーなっちゃうの感）を演出するためには、回想では無なく魔法使いの登場〜主人公の変身シーンを物語の序盤に配置するのが良いのではないかなと思います。</p><p><br></p><p>では肝心の回想の場所ですが、セオリーとしてはクライマックス直前に入れることが多いです。</p><p><br></p><p>それはなぜかと言うと、登場人物の感情というものは物語が進むにつれてどんどんと積み重なっていくからです。この作品で言えば、主人公の「彼のもとに駆けつけたい」という感情が積み重なっていくことになります。</p><p><br></p><p>そして主人公の感情が積み重なることで、読者は「どうして彼に対してそんなに強い思いがあるのかな」と気になり出します。</p><p>そのタイミングで「どうして彼女がこんなに彼のもとに駆けつけたいかというと、それは昔こういうことがあって……」という回想を挿入することで、回想への導入をスムーズに行うことができるのです。</p><p><br></p><p>そうすることで、回想の後に描写されることになる「（彼の）チカラになりたい！」という主人公の思いもより強く伝えられると思います。</p><p><br></p><p>また、回想というものは、その後に表現される登場人物の感情を伝えるためにより効果的な場合に挿入します。</p><p><br></p><p>例えば、「こいつをぶん殴りたい」という感情の前に「昔からこいつに散々いじめられてきて……」という回想があれば、「ぶん殴りたい」という感情がより読者に伝わりやすくなりますよね。</p><p><br></p><p>こういった効果がない場合に回想を挿入したとしてもあまり意味のないものになってしまうことがあるので、効果的な使い方を押さえておくと良いでしょう。</p><p><br></p><p>次回の作品も楽しみにしています！</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, &quot;Helvetica Neue&quot;, &quot;Segoe UI&quot;, &quot;Hiragino Kaku Gothic ProN&quot;, &quot;Hiragino Sans&quot;, &quot;ヒラギノ角ゴ ProN W3&quot;, Arial, メイリオ, Meiryo, sans-serif;">東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</span><br></p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8415f7ee56f78'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 04 Mar 2020
				10:40:35 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8415f7ee56f78/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>17163</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「かんなびと」/裏海マユ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/270/201911271205112712FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は8月のコミチ漫画賞『＃画力』に投稿されたネーム添削の第３回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品は裏海マユさんの『かんなびと』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p>&lt;div  class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=9073"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;<br></p><p><br></p><p>とても読み応えのあるしっかりとした作品ですね！</p><p>商業誌に掲載されていてもおかしくないレベルだと思います。</p><p><br></p><p>今回の作品は特にレベルが高いので、プロの漫画家の方に向けてお伝えする、という視点から「売れるにはどうしたらいいか」ということを含めてお話していきたいと思います。</p><p><br></p><p>まずこの作品は、強いキャラクターである美人なお姉さんを登場させて、「この人は何なんだろう？」「この物語はどうなっていくんだろう」という”謎”で読者の興味を引くことができていますね。</p><p><br></p><p>反対に足りないものは「主人公のしたいこと」です。</p><p>基本的に「主人公のしたいこと」が明確に存在してそれが推進力となって進んでいくという構成になっているのがよくある物語のセオリーです。</p><p><br></p><p>この作品は「主人公のしたいこと」ではなく「出来事」の魅力で物語を進めていくミステリーの手法で構成されています。</p><p><br></p><p>実はこの構成の仕方はとても難しいんです。</p><p>難しいにも関わらずここまで読者を引き込む作品にできているのは作者である裏海さんがすごく修行を積んできたからでしょう。</p><p><br></p><p>ただ逆に「主人公のしたいこと」をもっと明確に描けば、もっと楽ができるんじゃないかなとも思います。</p><p><br></p><p>この作品で「主人公のしたいこと」になるのは、「お姉さんを幽霊よけのためのボディーガードにする」ということですよね。</p><p>でもこれはすぐに叶ってしまうことです。</p><p><br></p><p>これはあくまでひとつの方法ですが「主人公のしたいこと」を設定して、それがなかなか叶わない状況にすると、もう少し物語が作りやすくなるのかなと思います。</p><p><br></p><p>例えば、お姉さんの方からボディーガードをしたいと言ってくる。でも主人公には彼女がいて、お姉さんがそばにいると彼女が嫉妬して怒られるから近づかないでほしい。それでもお姉さんはしつこくボディーガードをすると言ってきて……というような構成にすると、主人公のしたいことである「お姉さんと離れたい」がなかなか叶わない状況になるし、読者には「このお姉さんはどうしてこんなにしつこいんだろう」と興味を引かせることができるわけです。</p><p><br></p><p>もちろん、この作品はとてもおもしろいのでこれでよしとして、今後の物語の作り方として「主人公のしたいことがなかなか叶わない」という方法も持っていてもよいと思います。</p><p><br></p><p>もう一点は「パッケージ感」についてです。</p><p>このレベルまで来た作品であれば、もちろん商業連載を考えていると思います。</p><p>そのときにどうすれば「このマンガは商品として、こういう作品だから売れる」と思わせられるか、というお話をしていきたいと思います。</p><p><br></p><p>この作品は商業作品として考えるとやや「パッケージ感」が弱いと感じます。</p><p>「このマンガは〇〇マンガです」というジャンルを一言で言えないからです。</p><p><br></p><p>そもそも「パッケージ感」とは何かというと「このマンガはこういう話なんです」と言っただけで「おもしろそう」と思ってもらえるような「商品としてのまとまり」があるか、ということです。</p><p><br></p><p>この作品はどの部分を楽しんだらいいのかというところがまだ絞れると感じます。</p><p>例えば、毎回主人公の彼が自殺者の思いを遂げさせるためにがんばる話、というような、このマンガはここを見てほしいんだ、というポイントを作ってほしいなと思います。</p><p><br></p><p>絞り方はいろいろあると思いますが、僕がこの作品を読んでいちばんポイントになり得ると思ったのは「幽霊のお姉さんが実は同性愛者である」ということです。</p><p><br></p><p>「同性愛者の幽霊が思いを遂げられなくて成仏できない話」というパッケージ感は十分ひとつの企画として通用すると思います。</p><p><br></p><p>例えばの話ですが「成仏させるために思いを遂げて告白してほしい主人公」と「成仏はしたいもののどうしても告白できない幽霊」を描いていくとか。</p><p><br></p><p>この作品では話の盛り上がりを考えてお姉さんの秘密を最後まで明かさないでとっておいていますが、「同性愛者の幽霊」というところは初めから分かっていて「思いを遂げられなくて成仏できない」というところに盛り上がりを持ってくるのもひとつの手かなと思います。</p><p><br></p><p>今回お話した「主人公のしたいこと」と「パッケージ感」は、連載企画を練る上でセットで考えてほしいことです。</p><p>連載企画なら「主人公のしたいこと」は基本的にずっと叶わないし、「このマンガは〇〇マンガです」というパッケージ感が大切です。</p><p><br></p><p>このあたりをもっと意識すると商業連載の企画として通用する作品になってくると思います。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/63b1fa40ee757'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 27 Nov 2019 12:05:22 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/63b1fa40ee757/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>12969</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「誰かの人生」/雨宮にがり]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/270/2019111418324057654DDD7B2A27107FBDEB9F10467DEEF68-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は、8月のコミチ漫画賞『＃画力』に投稿されたネーム添削の第２回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品は雨宮にがりさんの『誰かの人生』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p>&lt;div  class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=9051"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p>1コマ目からとても魅力的な絵ですね！</p><p>キャプションを拝見すると初めての創作マンガとのことですが、とてもそうは思えません。</p><p><br></p><p>これをもっと魅力的な作品にするには、先週の繰り返しになってしまいますが、もっと「情報」を伝えることが必要かなと思います。</p><p>情報があることで、クライマックスの「他人の人生に一喜一憂することも、私が自分の人生を生きるということなんだ」という感情が鮮明になって、より読者に届きやすくなるはずです。</p><p><br></p><p>情報というのは例えば、主人公である彼女はどんな人なのか、ということです。</p><p>普通の高校生なのか、クラスではちょっと浮いている存在なのか、どんな日々を送っているのか……。</p><p>そういった情報を描くことによって、彼女のクライマックスの感情を読者が理解しやすくなると思います。</p><p><br></p><p>またこのマンガは、主人公の彼女が自分の生き方を社会に向かって主張している、という作品でもあると思います。</p><p>ですので現代社会において彼女がどんな価値観を持った人なのか、ということも知りたいと感じました。</p><p>このストレスの多い現代社会で彼女はどうやって生きているのか、というところが見えてくると、読者が彼女の気持ちに共感しやすくなるはずです。</p><p><br></p><p>次にお伝えしたいのはマンガの構造についてです。</p><p>マンガを作るときに必要な要素は5つあります。</p><p><br></p><p>まず1つ目は「キャラクター」です。</p><p>こういうキャラクターがいて、この子はこんな性格で、こんな悩みを持っていて……といったところですね。これは上でお伝えしたことです。</p><p><br></p><p>2つ目は「どうなっちゃうの？」というエンターテイメント性です。</p><p>この作品は「推しが死んだ」というところから始まっていて読者の興味を引きつける作りにすることができていますね。</p><p><br></p><p>3つ目は「クライマックス」です。</p><p>これも、最後のメッセージも伝わってきますし「クソッタレ人生ー！！」というセリフ、絵にもインパクトがあってとても良いと思います。</p><p><br></p><p>4つ目は「テーマ性」です。</p><p>この作品は、「アニメのキャラクターである推しの人生に一喜一憂することが、彼女にとって自分の人生を生きることである」というテーマのおもしろさを持っていますね。</p><p><br></p><p>5つ目は「主人公のしたいこと」です。</p><p>この作品に足りていないのはこの要素です。</p><p>「今日推しが死んだ」と始まってそのあと主人公はどうしたいのか？ということをもう少し描くと物語がより深まると思います。</p><p><br></p><p>推しが死んで、彼女はどうにか立ち直りたいのか、それとも推しの死を受け止めたいのか、というところをほんの少しだけでも描くと、クライマックスの「クソッタレ人生ー！！」がもっと映えると思います。</p><p><br></p><p>なぜかと言うとこの「クソッタレ人生ー！！」は、これまで抑圧されていた感情が解放される、カタルシス的な感動を得られるシーンのはずだからです。</p><p>「こうしたい」と思っていることが叶わないからこそ抑圧が生まれて、抑圧された感情を解放したときにカタルシスを得ることができます。</p><p><br></p><p>ですので「立ち直りたい」でも「受け止めたい」でもなんでもいいのですが、はじめにほんの少し「主人公のしたいこと」を描くことでクライマックスのシーンをより読者に響かせることができると思います。</p><p><br></p><p>また「私達は他人の人生に一喜一憂している」というモノローグのシーンで、主人公は何を得たのか、ということをもう少し知りたいなと思いました。</p><p>新しいものを発見したり何かに気づいたりすることも、ひとつのカタルシスであり感動ですよね。</p><p><br></p><p>彼女が「他人の人生に一喜一憂している」ことで何を得たのか、何に気づいたのか、ということをもう少し考えてみてもいいかもしれません。</p><p><br></p><p>あとはモノローグやセリフで語っている部分を絵で表現することを意識してみると良いですね。</p><p><br></p><p>例えば「私達は他人の人生に一喜一憂している」というところに「他人の人生」を表した絵がありますね。</p><p>この部分はもっとページをとって「他人の人生と自分の人生を重ねて生きている様」を分解して表現してもいいかもしれません。</p><p><br></p><p>このテーマを設定する着眼点はすばらしいと思うので、そこを意識すると主人公の彼女が持つ価値観をより強く打ち出すことができるのではないでしょうか。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/ea07e57fd782a'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 20 Nov 2019 15:20:54 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/ea07e57fd782a/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>12968</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「友情～カラー完成版」/ブリ猫。]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/270/20191114183212693763C31AB050B3CE9C50359114E85ED1F-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は8月のコミチ漫画賞『＃画力』に投稿されたネーム添削の第1回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品はブリ猫。さんの『友情～カラー完成版』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p>&lt;div  class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=9236"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p>8月の投稿作品ということで夏の終わりの雰囲気があってとても良いですね。</p><p>カラーで描かれているので臨場感も出せています。</p><p><br></p><p>こちらの作品はもっと「情報」を入れてあげるとよりよくなるのではないかと思います。</p><p><br></p><p>というのも物語というものは、序盤から中盤に向かってどんどんと盛り上がっていくのがベストな形です。</p><p>感情が盛り上がる前の序盤では何を描くかと言うと、ひとつは「いま登場人物たちはどういう状況なのか」という情報です。</p><p><br></p><p>序盤に「情報」を描くことで、その後に訪れる感情の盛り上がりが読者に伝わりやすくなり、読者の心をよりグッと掴むことができます。</p><p><br></p><p>おそらくですがこのマンガは甲子園の決勝戦のようなものを想定して描いているのではないでしょうか。</p><p>だとしたらこの試合は甲子園の決勝戦（＝とても大切な試合）だということを伝える必要があります。</p><p><br></p><p>このマンガの序盤ではピッチャーとバッターしか描かれていないですよね。</p><p>これだと見ようによっては練習試合のように見えてしまう可能性もあります。</p><p><br></p><p>練習試合だと思って読み進めていた読者が、終盤の勝って大喜びしているシーンや、ピッチャーとバッターが抱き合っているシーンを読んでも、「たかが練習試合でしょ」と感情移入してくれないかもしれません。</p><p><br></p><p>ですので序盤に情報を描くことは読者に感情移入させるためにとても大切なことです。</p><p><br></p><p>「これが甲子園の決勝戦の行方を決める最後の一球なんだ」ということがしっかりと伝わるように、例えば観客の描写を入れて大会の規模感を表したり、たくさんの声援が飛び交いチームメンバーが炎天下の中うなだれて疲れ切っている様子などを描くのもいいかもしれません。</p><p><br></p><p>序盤に伝えておいたほうがいい情報には「場所・時間・誰が主人公なのか・登場人物たちの関係性」があります。</p><p><br></p><p>関係性については、このマンガの場合、メインとして描かれているピッチャーの子とバッターの子がどの程度のライバル関係なのか、この決勝戦に臨むまでにどんな苦労をしてきたのか、甲子園に初めて出場したのかそれとも常連校なのか……など、すべてを事細かに描く必要はありませんが、終盤の感動につながるような情報はもっと伝わってくるといいですね。</p><p><br></p><p>また情報を描くことで場面作りがしっかりしてくると、キャラクターの描き方にも影響が出てくると思います。</p><p><br></p><p>例えば1コマ目を見ると、このマンガは9回裏のシーンを描いています。</p><p>9回裏だったら登場人物たちはもっと汗をかいて肩で息をしていたほうがいいかもしれません。</p><p><br></p><p>このように情報を描いて場面のイメージを固めることでベストなキャラクターの描き方も見えてきます。</p><p><br></p><p>また負けた側のピッチャーがうずくまっているコマの後に足だけを描いているコマがありますよね。</p><p>このコマにどんな意味があるのかが少し伝わりづらいかなと思います。</p><p><br></p><p>マンガにおけるすべての情報は、感情をより強く表現するためにあります。</p><p>逆に言うと、感情を表現するのに不要な情報を入れてしまうと、引っ掛かりを覚えてしまってその感情に集中できないということが起こります。</p><p><br></p><p>より強く感情を表現するためには、必要な情報を伝えると同時に、不要な情報は排除することも大切です。</p><p><br></p><p>またこのマンガはピッチャーの子とバッターの子が肩を寄せ合うシーンがグッとくるところですよね。</p><p>ただこのシーンでは「２人の間にこういうことがあったから敵同士である２人が肩を寄せ合うことになった」という裏付けを正確に伝える必要があると思います。</p><p><br></p><p>なぜなら一般的に考えると、甲子園の決勝戦のような大切な試合で勝者が敗者に肩を寄せようとしたところで、敗者側がそれを素直に受け入れるかというと、そうではないはずだからです。</p><p><br></p><p>この2人の間に、こういう関係性があって、それによってこういう感情が生まれて、だから勝者と敗者になった2人だけど肩を寄せ合うんだ、という説得力を持たせられる丁寧な描写があるとより良いクライマックスになると思います。</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8b28f53f21060'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Thu, 14 Nov 2019 18:32:20 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8b28f53f21060/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>12918</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「オレオ」/piyo]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/246/20191023111114280ABBA7B93B3CFB96A3052F16BE6770FA1-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は、７月のコミチ漫画賞『＃関係性』に投稿されたネーム添削の第５回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品はpiyoさんの『オレオ』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p>　&lt;div  class="iframe-wrap" align="center"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=8642"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p>クライマックスがとても良かったですね！そこまで台詞なしで読ませていくことを効果的に利用した良い演出でした。</p><p><br></p><p>サイレント漫画を描いてみるというのはとても良い取り組みだと思います。</p><p>サイレント漫画は漫画を描く力を養うのにとても向いています。セリフを使わずに感情や情報を読み手に伝えなければいけないので、表現力が鍛えられるからです。</p><p><br></p><p><br></p><p>物語の構造も見ていきましょう。</p><p>セリフの有無に関わらず、物語の構造は全ての漫画に共通して大事なポイントになります。</p><p><br></p><p>今回この漫画でやや足りていないものは主人公の「動機やしたいこと」と感じます。</p><p>声の出ない彼女に出会った後の主人公の「やりたいこと」が十分に明示できていません。</p><p><br></p><p>おそらく漫画後半でどんな見せ場を作るのか悩まれたのではないでしょうか？</p><p>「高い場所にいる彼女を助ける」という展開は「彼女が初めて声を出すというクライマックス」のために、物語の構成上の必要に応じて作ったのではないかと感じました。</p><p>しかしこの方法ではこの物語でなくても良いクライマックスになってしまいます。</p><p><br></p><p>これを避け、この物語ならではのオリジナリティのあるクライマックスを作るためには、最初に主人公の「やりたいこと」を明確に設定することです。</p><p><br></p><p>今回の漫画ならば、主人公に「彼女の声を取り戻したい」といった具体的な目標を立てさせるのはどうでしょうか？</p><p><br></p><p>こうすると、</p><p><br></p><p>彼女の声を取り戻したい</p><p>↓</p><p>声がでなくなった原因を探る</p><p><br></p><p>といった感情の流れが生まれ、この過程で生まれる「解決するにはどうするのか？」「ピエロの僕には何ができるんだ？」という葛藤から物語の盛り上がりが生まれていきます。</p><p><br></p><p>以上のことを踏まえて、漫画の構成を考えていくとより良い漫画になっていくと思います。</p><p>クライマックスでいい演出ができていますので、そこまで上手く導くように考えてみてくださいね！</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p style="text-align: center;"><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/10dcfc2e1e82c'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 23 Oct 2019 11:30:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/10dcfc2e1e82c/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>11357</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[さく兵衛/「パリピとイインチョ」]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/246/201910161817109143F014DF5460D8F29D660912B4C3CF557-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」の<a href="@goto_junpei">ごとう</a>です。</p><p><br></p><p>今回は、７月のコミチ漫画賞『＃関係性』に投稿されたネーム添削の第３回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品はさく兵衛さんの『パリピとイインチョ』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><h2 style="text-align: center;">「パリピとイインチョ」/さく兵衛</h2><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="600" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=8644"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;<br></p><p><br></p><p><br></p><p>この作品も「これどうなっちゃうの！？」感がしっかり出せていて良いですね～！</p><p>速攻話に入り込めて、ぐいぐい読んでしまいました。</p><p><br></p><p>話自体がとても面白かったので、今回は演出について話してみようかと思います。</p><p><br></p><p>さく兵衛さんはこれから作風を決める段階なのではないでしょうか。</p><p>なぜそう感じたかというと、この作品の描き方が今Twitterで流行っている</p><p><br></p><p>「関係性を眺める視点からかわいく描いていく」</p><p><br></p><p>という作風と、</p><p><br></p><p>「主人公の感情を読者に共感させる」</p><p><br></p><p>という作風の、ちょうど間にいるような印象を受けたからです。</p><p><br></p><p><br></p><p>この二つの作風、まずはこのどちらの作風に寄せるのか決めていくと良いかもしれません。</p><p><br></p><p>また、どちらの作風にも共通して、キャラクターの感情をもっと見せてあげて良いと思います。</p><p><br></p><p>例えば、「イインチョー　オレ、告白されちったー」とパリピにいわれた後の委員長の戸惑いとかが、読者にとってはかわいいと思うポイントだったりします。そういった感情をしっかり描いてあげるとより読者が楽しめるようになると思います！</p><p><br></p><p><br></p><p>また、コマ割に関して、イインチョの感情を表すに当たり、意識してコマに緩急をつけると良いと思います。</p><p>今は全体的に人物が同じ距離感で描かれているコマが多いですよね、</p><p>3ページ目の目のアップのコマのように、顔のアップのコマが多いとキャラクターの感情がより伝わるようになります。</p><p><br></p><p>今回も良い作品をありがとうございました！</p><p>最後まで期待感があり、とても面白い作品でした！</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9c59ff0b32cfb'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 16 Oct 2019 18:17:17 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9c59ff0b32cfb/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>10425</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「そこには愛がある」/ちえむ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/246/2019101618162865058C10E1BAC4AA0B8713CE61D4822751D-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「<a href="https://twitter.com/t_nametank">東京ネームタンク</a>」の<a href="https://twitter.com/goto_junpei">ごとう</a>です。</p><p></p><p>今回は、７月のコミチ漫画賞『＃関係性』に投稿されたネーム添削の第２回目です。</p><p></p><p>今回の作品はちえむさんの『そこには愛がある』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><h2 style="text-align: center;"><strong>「そこには愛がある」/ちえむ</strong></h2><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="400" height="2000" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=8584"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p></p><p>書き直し5回！たくさん書き直したんですね、凄いです。</p><p><br></p><p>しかもこの漫画、ちょっとした気付きで生活が良くなっていく、というところが描けていてとても良いですね。</p><p><br></p><p>まずはネームの構造の話から行きましょう。</p><p>漫画の構造を考えるとき、まずは主人公のしたいことに着目してあげて、感情の流れをチェックしてほしいんです。</p><p><br></p><p>そのことを踏まえてちえむさんの作品を見てみましょう。</p><p>今回の作品において主人公のしたいことって何か、それは「絵を描きたい」という話だったと思います。</p><p>ではそこからどういう話の帰結になっているか？というと「ああ、いろんな物にも愛があるんだなあ」という気付きにつながっているんですが、ここが少し構造的につながりが見えにくくなってしまっています。</p><p><br></p><p>「絵を描きたい」</p><p>↓</p><p>「いろんな物にも愛がある」</p><p><br></p><p>というのは繋がりが見えてこないですよね</p><p><br></p><p>ではそうならないためにはどうしたら良いのかというと、「部屋を片づけたい」という感情を序盤でもう少しメインに持ってくるのはどうでしょうか？</p><p>こうすることで最後の「全てのものに愛がある」という感情にスムーズに結びつくようになります。</p><p><br></p><p>「いろんな物を片付けたい」</p><p>↓</p><p>「いろんな物にも愛がある」</p><p><br></p><p>これなら繋がりが見えると思います。</p><p><br></p><p>感情の繋がりを意識できるようになると、もっと読者に共感してもらえるようになりますよ。</p><p><br></p><p>あとは細かいことになってしまいますが、読者を感動させる一つの要件に、はっとするような「気付き」があります。今回の漫画は「全てに愛がある」ということに主人公自身で気付いていますが、気づきという物は基本的に外部からの要因があり、それによって気付きを得る。という過程が大事だったりします。</p><p>そのため、どんな要因によってはっとさせるのか、そのポイントを探していくとより良い漫画になっていくと思います。</p><p><br></p><p>最後に、これは作風にもよりますが、あえて「愛にあふれている」という気付きを文字として書かず、絵だけで表現してみるのも良いのではないでしょうか？</p><p>漫画には様々な表現があります、作風やテーマに合った表現を是非探してみてください！</p><p><br></p><p style="text-align: center;">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8206d26ce1be4'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 16 Oct 2019 18:16:37 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/8206d26ce1be4/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>10160</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「渡る記憶」/sakana]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/246/201910091414058612FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は、７月のコミチ漫画賞『＃関係性』に投稿されたネーム添削の第4回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品はsakanaさんの『渡る記憶』。</p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="100%" height="570" src="https://comici.jp/articles/iframe/single/?id=8551"&gt;&lt;/iframe&gt;<br></p><p><br></p><p><br></p><p>キャラクターが魅力的に描けているし、バトルも気合が入ってます。爽やかさもあって良い作品ですね！</p><p>まずは48ページをまとめて描けたということを自信にしてほしいです。感情の盛り上がりも作れていましたね。</p><p><br></p><p><br></p><p>さて、更に良くしていくためのブラッシュアップなんですが、sakanaさんはストーリーを「できごと」中心に話を組んでいるのではないでしょうか？</p><p>こんなシーンを入れたい、というのを先行して作っていったんじゃないかなという感じがします。しかしそうすると、どうしても「感情」が上手く繋がらないところが生まれてきてしまうんですね。</p><p><br></p><p>具体的にあげてみると、幼馴染が記憶を無くしていることがわかったシーン。</p><p><br></p><p>彼女と再会した時の主人公の感情が少しさっぱりしすぎているので、2人がどんな関係性なのか読者に伝わりにくくなっています。</p><p><br></p><p>これを解決するには、この状況になったらこのキャラクターはどんな感情になるのか？ということをしっかり考えると良いと思います。</p><p><br></p><p>例えばこのシーンでは</p><p><br></p><p>「ああ、やっぱり忘れてるんだ...そうだと思ったよ。だってお前、あんな意味深なこと言って居なくなったもんな」</p><p><br></p><p>という感情になるんではないでしょうか。</p><p><br></p><p>キャラになりきって「その状況になったらどんな感情になるか」を描いてあげると良いですね。</p><p><br></p><p><br></p><p>漫画を描くときは「できごと」からではなく「感情」から展開を考えていってほしいです。</p><p>そう考えると、冒頭のシーンも少し変わってくるんじゃないでしょうか？</p><p><br></p><p>彼女が居なくなったことが心の中にずっと抱えていた少年なのだとしたら、彼の顔の傷によって不良に見られることはそれほど重要ではないかもしれません。</p><p><br></p><p>むしろこの傷があることによって、彼女との出来事が事実だということが証明になる。この傷を彼女との最後の記憶として大事にする、という感情もありえます。</p><p><br></p><p><br></p><p>また感情を伝えていく上で、キャラクターがどんな人間なのかの情報も大事です。</p><p>どんなやつかが分からないと感情も伝わりにくいからです。</p><p><br></p><p>その意味で彼女の設定はもう少し具体的に掘り下げてあげると良いと思います。</p><p>どんな職業なのか？日本にどれくらいいるのか？どんな時に登場するのか？がセリフの端々から伝わってくるとより状況を理解して、感情に深く入っていけるのではないかと思います。</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center;">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/c28d449c02070'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Thu, 10 Oct 2019 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/c28d449c02070/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>10657</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「毎日ちゃん」/コジママユコ]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/246/201909181410273442FDF9DECE850A4523DC7673D2AB607D5-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。<br><br>今回は、７月のコミチ漫画賞『＃関係性』に投稿されたネーム添削の第１回目です。<br><br>今回の作品はコジママユコさんの『毎日ちゃん』です。<br>それでは、作品を振り返っていきましょう。</p><h2><br></h2><h2 style="text-align: center;">毎日ちゃん 第1話 ネーム / コジママユコ<br></h2><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="500" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=8619"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p></p><p></p><p>このマンガ、素晴らしいですね！</p><p><br></p><p>特に「みんなが止まってるように見える」というセリフが良いです。</p><p>なりきっていないと出てこないセリフですね。</p><p><br></p><p>物語として必要な要素も全部入ってます。</p><p>コマ割りも良いし、「この後どうなっちゃうんだ？」という感情がとてもうまく作れています。</p><p><br></p><p>このまま自分の作風を信じて突き進んでいってくれれば何の問題もないです！素晴らしい！</p><p></p><p><br></p><p>あえてアドバイスをするならば、倒置法的な表現をバリエーションの一つとして持っておいてもいいかもしれません。</p><p><br></p><p>たとえば、マンガを「僕にはみんなが止まっているように見える」というセリフから始めるとか。</p><p>こうすることで、冒頭から読者をマンガの世界にぐっと引き込むことができます。</p><p></p><p><br></p><p>後半にかけてどんどん盛り上げていく方法も良いですが、よくできている後半分を最初に持ってくる方法もある、ということを知っておいてもいいかもしれませんね。</p><p><br></p><p>これからの作品も楽しみにしています！</p><p style="text-align: center; "><br></p><p style="text-align: center; "><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p style="text-align: center; "><br></p><p style="text-align: center; "><br></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！<br></p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/c94baaa1c5548'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Tue, 24 Sep 2019 16:49:13 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/c94baaa1c5548/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>9943</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「月面ロック」/ chiku]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/240/201909101123541817B44B4D74520225F46407190C8C65FB9-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は、6月のコミチ漫画賞『＃主人公のキャラ』に投稿されたネーム添削の第4回目です。</p><p><br></p><p>今回の作品はchikuさんの『月面ロック』。</p><p>こちらの作品は『山月記』がモチーフになっていますね！<br></p><p>それでは、作品を振り返っていきましょう。<br></p><p><br></p><h2 style="text-align: center;"><br></h2><h2 style="text-align: center;">月面ロック（chiku著）</h2><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="600" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=7309"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><h2><br></h2><h2>序盤でコレドナ感をだせば他人事にならない！</h2><p>まず、今回の作品が『山月記』の習作だとすれば、しっかりと『山月記』から構造を学んでいきましょう。</p><p><br></p><p>物語づくりで大切なことは、最初の方（作品全体の1/4くらいまで）にコレドナ感（＝これどうなっちゃうの感）を入れることです。</p><p>この作品のコレドナ感の描かれ方は、やや弱いかもしれまん。</p><p><br></p><p>「月からのノイズが止まらない」「友人が失踪してしまう」といった状況は、どちらも読者にとっては他人事となってしまい、このままでは読者の興味は引けません。</p><p><br></p><p>元の『山月記』はそこが上手にできています。</p><p>『山月記』は「語り手の友人である優秀な男が虎になってしまっている」という状況が早めに分かっていて、その虎になってしまった男と遭遇する、という話です。</p><p>何も知らなくても、これを聞いただけで「おお、どうなるんだ？」と興味を持てますよね。</p><p>これこそが『山月記』の"コレドナ感"なんです。</p><p>ポイントは男が虎の姿になっている序盤に、語り手のキャラクターがやってくる、という展開です。<br></p><p><br></p><p>2人が遭遇したあと、虎になった男は「今の姿を見せられない」と言い残し姿を消します。</p><p>これによって、読者に「理性を失いかけている親友に会ったんだ。これどうなるんだろう」と思わせられます。</p><p>この序盤に虎を出して再開させた"コレドナ感"こそが『山月記』の重要な構造です。</p><p><br></p><p>コレドナ感の位置以外の部分に関してはとても良く描けていると思います。</p><p>話の作り方も本当に上手です。</p><p>中盤後半は特に見応えがありましたし、最後のオチも秀逸で感動しました。</p><p><br></p><p>特に中盤で月に着いてからの「なんだ、何が起きてるんだ！？」という興味の引き方は非常によくできています。</p><p>もともと惹きつける力はありますので、物語のもっと序盤から「どうなっちゃうの！？」って思わせてほしいです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>目線をコントロールして興味を惹かせる</h2><p>もう少し構造の話を続けます。</p><p><br></p><p>『山月記』の冒頭は、ある優れた男の話から始まります。</p><p>その後の展開としては、彼の人生がだんだんと上手くいかなくなってきて、最終的に彼は発狂してしまう、という流れです。</p><p><br></p><p>実は、そこに読者興味を惹くポイントがあります。</p><p>やはり、優れた男が発狂する様を読者は「見たい」と思うからです。<br></p><p><br></p><p>しかし、今回の『月面ロック』で、リチャードが発狂することに読者が興味を持ち続けるのはやや難しい作りになっています。</p><p>それは、語り手であるエイサンの冷静な視点からリチャードを眺めているからです。</p><p><br></p><p>語り手のエイサンが落ち着いていることで、友人のリチャードがいくら発狂していても、読者に響きにくいのです。</p><p>これが語り手のエイサンが発狂していたら、グッと興味を引きますよね。</p><p><br></p><p>『山月記』は、最初は「優秀な男」しか登場していないので、読者は「優秀な男」に興味を持たざるを得ない。</p><p>その状態で「優秀な男」がついに発狂するので、より読者は興味を惹かれます。</p><p><br></p><p>せっかくの「発狂」にいかに興味を持たせるか、というところがポイントです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>モノローグはキャラクターの目線に気をつける</h2><p>次に、２P目の「少し照れるけど生まれて初めてのファンレターを君あてに書くよ…」というモノローグですが、男が真正面を向いて読者と目線を合わせてきているので、誰のモノローグなのか、ややわかりづらくなっています。</p><p><br></p><p>このように正面に対峙してしまうと、読者が男を見ている、つまり読者と男が分離してしまうんです。</p><p>結果的にこのモノローグは、男が発しているのか、読者が発しているのか判別しづらくなっています。</p><p><br></p><p>もう少し目線を外すだけでも変わってくるので、作中のモノローグはすべてこのヘルメットをかぶった男のものである、ということをわかりやすくしてください。</p><h2><br></h2><h2><br></h2><h2>時系列を整理する</h2><p>「少し照れるけど生まれて初めてのファンレターを君あてに書くよ…」という語り手の男のモノローグは現在形ですが、男が月に向かってノイズの原因を探りに行ったのは過去のことです。</p><p>このような構成は、最後まで読むと効果的ですが、最初の時点では読みにくさの原因になっています。<br></p><p><br></p><p>男が月に向かっているのは過去であり、さらにそこから過去の話を振り返っている、という流れだとすると、今は一体いつなのか、という情報が読者に伝わりづらくなってしまいます。</p><p><br></p><p>最初に伝えるべき情報のひとつである舞台には、そこがどこなのか、ということはもちろん、いつなのか、ということも含まれています。</p><p>モノローグと物語説明の部分をしっかり分けてあげるといいかもしれません。</p><p><br></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p>独特の世界観で作家性も強く感じます。</p><p>ぜひ今回のアドバイスを活かして多くの人の心を揺さぶってほしいです。</p><p>引き続きがんばってくださいね！</p><p><br></p><p><br></p><p>最後に、東京ネームタンクでは、「漫画家の代表作を作る」というビジョンの元、「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p>もし、直接お話を聞きたいなどありましたら、東京ネームタンクの「プロット・ネーム相談」にぜひご連絡ください！</p><p><a href="https://nametank.jp/individual-advice-2/" target="_blank">https://nametank.jp/individual-advice-2/</a></p><p><br></p><p><br></p><p>次回の作品も楽しみにしています！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/f250c88a5eabc'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 11 Sep 2019 06:00:00 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/f250c88a5eabc/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>9135</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「こっち見んな姫」/伊吹天花]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/240/201908291509038948D108EF300A026AD931253A296C86EAF-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p><br></p><p>今回は、6月のコミチ漫画賞『＃主人公のキャラ』に投稿されたネーム添削の第3回目です。</p><p><br></p><p>今回は伊吹天花さんの作品です。ぜひ、一度読んでから講評を見てください。</p><p><br></p><h2><br></h2><h2 style="text-align: center;">「こっち見んな姫」/伊吹天花</h2><p><br></p><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="500" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=7426"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;<br></p><p></p><h1><br></h1><h1><br></h1><h2>冒頭でキャラについて伝える</h2><p>中国の女の子（シエジー）のキャラが非常にいいですね。「チンジャオロースにするぞ」というセリフは個性的ですし、カップに「別に」と書くのも彼女の「変な子さ」をよく伝えられています！</p><p><br>キャラクターの情報・場所などの必要な情報を最初に与えるということがよくできていますね。</p><p><br></p><p>また東京ネームタンクでは“コレドナ感（＝これどうなっちゃうの感）”というものが、物語には欠かせない要素であると紹介していますが、彼女自身の性格によって、このどうなっちゃうだろう、という興味を持たせることができています。</p><p><br></p><p><br></p><p></p><h2>構成によってキャラの描き方は変わる</h2><p>まずは全体的な物語の構成の話をします。</p><p><br></p><p>こちらの作品は、メインの女の子２人のやり取りを眺めてて楽しい！という「萌え」を押し出した作品なのか、語り手である黒髪の女の子（ふに）がシエジーに振り回される主観型の作品なのか、作者の伊吹さんがどのような気持ちで作られたか確認したいです。実はそれによって描き方が変わります。</p><p><br></p><p>もし前者なら、この２人の表情を磨いていくのが効果的です。「こういう子が最高に萌えるんだよな！」という、作者も読者もキャラクターたちを他者として愛していく作品になります。</p><p><br></p><p>このように「萌え」を押し出した作品にしたいのであれば、自分に自信がないシエジーを可愛く描きましょう。自信がない様子や表情を可愛らしく強調するといいと思います。</p><p><br></p><p>あるいは後者なら、ふにの感情をもっと知りたいですね。</p><p><br></p><p>例として、「その時に私シエジーってすごく優しい娘なんだって分かったの。だから、自分に自信を持っていいと思うよ」とふにが言う５P目のシーンを挙げましょう。</p><p><br></p><p>ここでは、語り手であるふにが、シエジーの優しさを知ってどんな気持ちになり、どうしてこのセリフを言ったのか、という「感情の流れ」を描いてほしいです。</p><p><br></p><p>「この子はなんて優しいんだろう」という感動なのか、それとも「この子に自信をつけてあげなきゃ」という責任感なのか、はっきりさせたいですね。</p><p><br></p><p>本当にシエジーにシエジー自身の優しさを伝えたいのであれば、ふににはもっと必死な表情をさせるのも良さそうです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>ジャンルを提示する</h2><p>冒頭ではジャンルの説明をできたら良いと思います。</p><p><br></p><p>初めのうちは喫茶店でのアルバイトのマンガとして読んでいたので、後半にかけてファンタジー要素が出てきて、やや唐突に感じてしまいました。</p><p>「中国からの留学生が実は神様だった」ということを読者に意外と思わせるためには、最初に伏線を張っておくことが効果的です。</p><p><br></p><p>方法としては、冒頭でファンタジーな要素を持つものを印象づけておくとよいと思います。</p><p><br></p><p>例えば、コーヒーに花びらが1枚入っているのをふにが見つけて、「あれ？これ何だろう」というシーンを入れたり、キーアイテムであるお守りをもっと印象的に見せたりすると効果的です。</p><p><br>「ファンタジーなものが出てきてもおかしくない」という、このマンガの世界観を説明する情報を読者に与えておいてほしいのです。</p><p><br>事前に情報が与えられていたとしても、シエジーが神様であることに読者はじゅうぶん驚きます。意外すぎると読者が受け取りきれませんので、バランスよく伏線を入れることを心がけてみてください。<br><br><br></p><p><br></p><h2>感情の波を大きくする</h2><p>この作品では、語り手であるふにの感情の波が、後半にいくにつれて高く盛り上がっていくようになっていません。起きる出来事によってその都度感情の強さが上下するので、全体的に波打っています。</p><p><br></p><p>どうしてこうなってしまうかというと、語り手であるふにの「最終的な目的」が決まっていないからなんです。小さな目的はその都度その都度描けています。しかし作品全体を通したふにの目的は決まっていません。</p><p><br></p><p>例えば、「シエジーが仕事をちゃんとできるようにしてあげたい」という目的を設定したとしたら、「してあげたいのに→上手くいかない」という流れが続くことでふにの感情が盛り上がっていきます。</p><p><br></p><p>あるいは、「シエジーに、マナーを守るという日本のルールを覚えさせたい」という目的を設定したとしたら、５P目の「自信を持っていいんだよ」というくだりは目的とセリフがちぐはぐになってしまいます。</p><p><br></p><p>これはふにの「最終的な目的」が決まっていないことで、発言がブレてしまっています。</p><p><br></p><p>そのブレをなくすために、まずはこのストーリーの中での、ふにの「最終的な目的」を決めましょう。そうすると感情の大きな波が作れますし、それによってストーリーも盛り上がります。</p><p><br></p><p>魅力あるキャラクターを描くことができていますので、より生き生きと活躍してもらい、良い作品に仕上げてもらえたらと思います！引き続き頑張ってくださいね！</p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p><br></p><p></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！<br></p><p><br></p><p><br></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/921ecb1111f0f'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Wed, 04 Sep 2019 10:37:53 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/921ecb1111f0f/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>9522</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「MORE・SOW」/ にしもとのりあき]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/240/2019082915061045006EA7F720785A7601F9BCE287AD4E9B8-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>こんにちは、マンガ制作研究組織「東京ネームタンク」のごとうです。</p><p>今回は、6月のコミチ漫画賞『＃主人公のキャラ』に投稿されたネーム添削の第2回目です。<br><br>コミチには個性のある作品が多いですね！今回見ていくのは、にしもとのりあきさんの『MORE・SOW』です。<br><br>こちらの作品は序盤から大事な要素である“コレドナ感”（これどーなっちゃうの感）があります。要所要所の描き方もすばらしく、面白かったです。</p><p></p><p><br></p><h2 style="text-align: center;">MORE・SOW（にしもとのりあき 著）</h2><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="500" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=7861"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;<br></p><p></p><p></p><p><br></p><p><br></p><h2>読者にまだ見ぬ感情を体験させる</h2><p>「どうして物語を作るのか」という作品作りにおいての大元の話ですが、「読者は“まだ知らない感情”」というのものを体験したいと思っています。</p><p>主人公のヒーローは、漏れそうになることで「彼はどんな気持ちなんだろうか…！」と読者の興味を引くことはできています。</p><p>大切なのは読者の興味を引いた後です。<br></p><p>読者は彼だけの「感情のオリジナリティ」つまり「彼だけの苦悩」を求めているということをもっと意識してほしいです。</p><p></p><p>彼だけができる感情表現がもっと考えてみてください。<br>記号的な感情表現になってしまうと読者は「本当にそんな行動をとるのかな？」と感じてしまいます。<br><br>例えば4P目。</p><p>「漏れそう」と思ったときに、本当にすぐに「仕方ない…ガーデンリリースだ…！」となるでしょうか。</p><p>そこに至るまでの感情がいくつか抜け落ちていると感じます。</p><p></p><p>「あっ！やばい！」と思ったあと、どんな感情の変遷があって（きっと戸惑いや羞恥があると思います）そして「仕方ないからガーデンリリースだ」となるのか。<br></p><p>そこをしっかり描いてほしいです。もう少し間があるだけでも、印象はかなり変わると思います。<br><br>5P目の「この服繋ぎやん！」というセリフも最高におもしろいのですが、このときの彼の感情が伝わりません。<br><br>7P目の「もう無理だ限界だ！！家帰ってクソしてふて寝しよっと！」のところも、この状況に自分が置かれたら本当にそう思うのか、キャラクターになりきって、この感情を描くことを意識してほしいです。<br><br>この続きで「モレソウ頑張って！」と、かわいい女の子たちが応援してくれます。現状ではこれですぐに「頑張ろ！」とモノローグが入っています。</p><p>それだけで「頑張ろう」と思えちゃう切り替えの早さを、他人としておもしろい奴だなーと興味を引き、描き進める方法もあります。</p><p>しかし「頑張ろう」というのは主観的な感情であること、やはりまずは主観的な表現を突き詰めて考えていいのではと思います。<br><br>リアルにモレ・ソウになりきっていたら、必ず魅力的な感情があるはずです。その感情こそを表現してみてください！</p><p></p><p></p><p><br></p><p><br></p><h2>出来事ではなく、感情から先に考える</h2><p>全体として出来事がやや多いせいで、その出来事自体に流されすぎているのかもしれません。</p><p>しっかり描くべき出来事を一つ絞り、その上で「この感情を描くんだ」と意識してゴールに向かう展開を描いて行くと良いと思います。</p><p>今回の作品では「こういう状況設定だったらこんな出来事が起こるはずだろう」という意識から、シーンを選んでいるように見えます。しかし読者は、出来事や設定に喜ぶわけではありません。<br></p><p><br>『MORE・SOW』は、出来事や設定が魅力的で、非常に緊迫感もあると思います。マンガに必要な“コレドナ感（これどーなっちゃうの感）”もあります。</p><p>「どうなるの？」と思わせたあとには主人公の感情を描くことを意識し、主人公になりきって、主人公にしか味わえない感情を見つけてください！<br><br>「便意と引き換えにヒーローになった男の感情」は最高に面白そうです。しっかりとその感情を描けばすばらしい作品になると確信しています。</p><p><br>引き続きがんばってくださいね！</p><p></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p></p><p>東京ネームタンクでは「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p>ご興味を持たれた方はぜひ講座・イベントのご受講をご検討ください！</p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/">こちら</a>から！<br></p><p>






</p><p></p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/b0ece86366e39'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Thu, 29 Aug 2019 15:10:44 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/b0ece86366e39/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>9136</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
        <item>
            <title><![CDATA[「主人公：山川りんご」/じゅん]]></title>
            <media:thumbnail>https://cdn-public.comici.jp/articlevisual/2/240/201908201640085573DEE2BD5AF8D203ACF676C4480C85D34-sm.png</media:thumbnail>
            <content:encoded><![CDATA[
				 <figure><img src=null></figure><p>はじめまして、東京ネームタンクの<a href="https://twitter.com/goto_junpei" target="_blank">ごとう隼平</a>です。</p><p><br></p><p>東京ネームタンクはマンガ制作研究組織として、「漫画家の代表作を作る」というビジョンのもと、「ネームできる講座」や「ネーム添削」などのサービスを提供しています。</p><p><br></p><p>今月から、漫画家コミュニティのコミチさんが運営する「コミチ漫画賞」に投稿された作品の中から4作品をピックアップし、ネーム添削をする連載をさせていただくことになりました。</p><p><br></p><p>まず、作品のネーム添削をする前に、ごとうのネーム添削のスタンスを述べさせてください。</p><p><br></p><p>ネーム添削のコメントは、対象作品だけへのコメントだと思わず、漫画家全員に当てはまる課題点や解決策であると捉えてください。</p><p>なので、厳しいコメントであったとしても「これは自分にも当てはまることなんだ」と、自分ごととしてしっかり受けとめてほしいです。</p><p><br></p><p>また、このネーム添削はどうしても僕からの一方的なものになってしまいますので、解決策がわからなかったら、東京ネームタンクの個別相談などをぜひ受けていただければと思います。</p><p></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p>それでは第1回目は、じゅんさんの作品『<b>主人公：山川りんご</b>』です。</p><p>ぜひ一度作品を読んでから、講評を見てくださいね。</p><p><br></p><p><br></p><p>&lt;div align="center" style="margin-bottom: 10px;"&gt;&lt;iframe id="corkbooks-iframe" title="corkbooks" width="370" height="500" src="https://corkbooks.com/articles/iframe/single/?id=7319"&gt;&lt;/iframe&gt;&lt;/div&gt;</p><p><br></p><p><br></p><p></p><h2>共感か興味を持たせよう！</h2><p>この作品は非常に丁寧に描かれていますね。</p><p>しかし逆にやや丁寧すぎて、キャラクターの面白みが損なわれているかもしれません。</p><p><br></p><p>大前提として、この主人公の「りんごちゃん」に共感させるか、興味を持たせるかして、読者の心を掴むように作ってほしいです。</p><p><br></p><p>彼女は、自分の名前でもある「りんご」に対して「超つまんない」と言っていますが、この発想はやや特殊だと思います。</p><p>となると読者に「確かにりんごって超つまんないな」と共感させるには、それなりの”仕込み”が必要になります。</p><p>それは少し難しいので「この主人公、何かおもしろいこと言ってるな」と、興味を持たせることを考えた方がいいでしょう。</p><p><br><br></p><h2>段取りのしすぎは危険</h2><p>段取りをよくしすぎることによって予想通りの展開になり、かえって読者の心に響きにくくなってしまうことがあります。</p><p><br></p><p>「なんの会社かわかんないってことは、何やらされるかわかんないってことじゃん」と言ってから⇒「起業しよう」となると、読者の予想通りになってしまいます。</p><p>ここは前振りのセリフをなくして、もっと大胆な構成にすることもできそうです。</p><p>　</p><p>例えば、「りんごなんて超つまんない。私は鳥みたいに自由に羽ばたきたいの」「だから私起業するね」という流れでも、問題なく繋がりますよね。</p><p>むしろこの方が、「おお！いきなり起業するのか！どうなるんだろう？」というふうに読者の興味を引くことができます。</p><p><br></p><p>「主人公のしたいこと」に向かうには何が最短なのか、ということを考えて構成を作ってみてほしいです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>回想の役割を意識する</h2><p>物語をつくるときは、常に読者の感情を想像しましょう。</p><p>主人公が「起業する」と宣言したら、「おもしろそうだな。この子の起業はどうなるんだろう？」と、読者は起業の行方に興味を持ちます。</p><p>しかし、次のシーンでは主人公の過去の失敗について描かれています。</p><p>ここで、回想がやや逆効果になってしまっています。</p><p><br></p><p>6P目の「私は問題ないと思ったので」というセリフは魅力的ですが、回答で入れずとも、冒頭などで「うん、問題ない！私起業します！」と使ってみるなど、いいセリフを導くための段取りも省略してしまって大丈夫です。</p><p><br></p><p>事実として過去のファッションショーを押し切って開催したことを伝える必要があるとしても、それならば「私起業する」という言葉に対して友人の女の子が、「前にも勝手にファッションショーをやって怒られたじゃん」と返答する、くらいで済ませられます。</p><p>この場合、りんごちゃんの返事は「忘れたわ」などで流してしまってOKです。</p><p><br></p><p>このようにちょっとしたやりとりでも、回想と同じ役割を果たすことができます。</p><p>過去の顛末をしっかり描かなくてはいけない、ということはないので安心してください。</p><p><br></p><p>また、回想をここで入れるべきではない理由がもう一つあります。</p><p>そもそも回想とは何のために入れるのか、ということを知ってほしいです。<br></p><p>回想は「回想の次に出てくる感情をより効果的に見せるため」に入れます。<br></p><p><br></p><p>そのことを念頭に今の流れを確認すると、4P目から6P目にかけての回想の後に出てくる感情は、「好きなことして生きていく」というものですね。</p><p>でも、これは回想の前にも言っていました。</p><p>つまり、回想の前と後で主人公の感情は変わっていないことになります。</p><p>　</p><p> もし、回想を挟むことによって、この「好きなことして生きていく」という気持ちが強くなったり、あるいは別の感情に変わったりしたら、回想の使い方として正しいということです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>感情の流れが大切</h2><p>そもそもマンガは感情を描くものです。</p><p></p><p> しかし、この作品では上手くいかなくて追い込まれていく主人公の感情がやや省略されてしまっています。</p><p>感情ではなく出来事が主体になっている部分が見られます。</p><p><br></p><p>7P目の「調子どう？」「大丈夫！」というやりとりだけでは、彼女の感情を読みとることはできません。</p><p>同じ感情が続いているときは省略できますが、基本的には変化していく感情の流れこそ描いてほしいです。</p><p><br></p><p>10P目で、主人公はなぜ「自由な人たちってもしかして企業を味方につけているのかな？」と思ったのか、そしてその気づきに対して彼女がどう思ったのか、ということに着目してください。</p><p> 気づいたときの主人公の表情から、読者にどんな感情を受け取らせるのか、ということを考えるといいと思います。</p><p><br></p><p><br></p><h2>最後まで主人公の感情を描き続ける</h2><p>物語というのは、感情がクライマックスに向けて強まっていく様子を描くものです。</p><p>目線のキャラクターの感情を中心に、軸にすることが基本です。</p><p><br></p><p>ここで言うと、軸になるべきは主人公であるりんごちゃんの感情です。</p><p>しかし、今回のマンガは友人の感情モノローグから始まり、最後は社長の感情になってしまっています。</p><p>これは物語づくりのセオリーを少し外しすぎていると感じます。</p><p><br></p><p>また、クライマックスに向けてりんごちゃんの感情が強く盛り上がっていないことが気になります。</p><p>これはなぜそうなってしまうかというと、彼女のしたいことが叶っていて、障害がない状態になっているからです。</p><p><br></p><p>「起業する」と言って起業できてしまっていること、服作りが上手くいっていないことに心のダメージをあまり受けていないように見えること、さらに「企業を丸裸にしてやる」という気持ちも社長に認めてもらえるなど、「障害」と言うべきものがすぐに片付けられてしまっているのです。</p><p><br></p><p>例えば、「お前なんか絶対この会社に入れない」と社長に言われて「絶対入社して丸裸にしてやるからな」と思う、という展開であると、より盛り上がるのではないでしょうか。</p><p><br></p><p>強い感情の高まりを作るには、主人公のしたいことをなるべく叶えないようにしていくことが大切です。</p><p></p><p><br></p><p style="text-align: center; ">＊＊＊</p><p><br></p><p>以上、ネーム添削いかがでしたでしょうか？</p><p><br></p><p>我が道を行く強い女性を描こうとする思い、とても伝わってきました。それをより生かせるよう、引き続きがんばってくださいね！</p><p><br></p><p>それでは、次回の作品も楽しみにしています！</p><p></p><p></p><p><br></p><p><br></p><p>東京ネームタンクについては<a href="https://nametank.jp/" target="_blank">こちら</a>から！</p><br/><a href='https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9a142c9b5b4ab'>続きをみる</a>
			 ]]></content:encoded>
            <pubDate>Thu, 29 Aug 2019 14:43:23 +0900</pubDate>
            <link>https://comici.jp/goto_junpei/episodes/9a142c9b5b4ab/?utm_source=rss&amp;utm_medium=referral</link>
            <guid>9270</guid>
            
                <category>コラム,コミック,comic,エンタメ,電子書籍,WEBマンガ,WEB漫画,無料</category>
            
            
            <dc:creator>ごとう隼平</dc:creator>
            <dc:language></dc:language>
        </item>
    </channel>
</rss>
