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風と空のFIGHTING改変

7日前
 
面白かったです ミュージックビデオから発想して、 事実のつながりよりも感情のつながりで描くことを意識した、ということも 良く作用していると思います 1番良く出ているのは、ブラインドボクシングを見つけて始める部分の段取りをすっ飛ばして、いきなり姉が見上げるリングの上で戦っているところです このテンポは気持ちよかった 説明のための説明をすっ飛ばして、気持ちいいところをつなげていくのはリーダビリティのためにも描く側のモチベーションのためにも有効です 僕も、良くできた歌の歌詞やミュージックビデオを見て嫉妬してしまうことがよくあります なんで、こんなに感情だけ、美味しいところだけつなげて作品が成立するんだろうと 漫画は、アレとかアレとか説明しないと伝わんないもんなー、と この作品においては、二度出てくる母親の遺言が上手くいかされていない気がします 失明した妹のその後の頑張りとそれに寄り添う姉の部分は爽快ですが、 この母親の遺言を生かすなら 妹より先に妹の運命を知ってしまった姉の懊悩の部分も大事ではないでしょうか この作品ではそこも抜けてしまっています 夢を持ってしまった妹に「どうしよう、もう隠しておけない」のセリフで 来た来た、どう伝える?妹はどう受け止める?と期待してしまいましたが その直後もう失明後のシーンになってしまいやや肩透かしでした 事実や段取りを飛ばして感情で繋いでいくのはいいとして、 この部分の感情も飛ばしてしまっていませんか そこを描かないなら、母親の遺言、先に知ってしまった事実も十分に活かされていないのでは ともあれ、読者に伝えることが大事、とは良く言われることですが まずその前に、伝えるべきもが作者にあることが大前提だと思います その点、作者さんの姉妹への思い入れは素晴らしく、 シーンを進めていくドライブ感も心地いいので 細かい整合性を整えるよりも このまま自身が号泣できるキャラを描き続けてほしいです