コミチ公式さんの作品:【永久保存版】〜CLIP STUDIO PAINT for iPad〜 vol1

【永久保存版】〜CLIP STUDIO PAINT for iPad〜 vol1

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CLIP STUDIO PAINT for iPad の講習会がコミチで開かれました!

講師のげんちさんがとても詳しく教えてくれました。

その内容を記事にしました。

vol1では基本機能の説明を、vol2は実践編になっております!

何度でも読み返すべき永久保存版です…!



<vol1 基本機能の説明>

【新規作成】

サイズ

 雑誌用は「商業誌用」B4サイズ257×364(製本サイズ220×310)

 同人誌は「B5判」A4サイズ210×297(製本サイズ182×257)(プリセットからの場合)


解像度

 カラー:300〜350dpi

 モノクロ:600dpi(1200dpiはiPadじゃ重い)


基本表現色

 カラー:RGB3色の情報がある

 グレー:白黒で中間色が使える(Web用)

 モノクロ:白か黒しか使えない(トーンは黒一色/印刷用)

 カラーをCMYKで表示したい時は 表示→カラープロファイル→プレビューの設定で

 「プレビューするプロファイル」を「CMYK : Japan Color 2001 Coated」にする。

 (戻したい時は「RGB : sRGB IEC61966-2.1」)

 保存時の情報はRGBで保存され、 書き出し時にCMYKにしたい時は

 カラーの表現色のところで「CMYK」を選択。 (ファイル形式がTIFFかPSDの場合)

 ※ CMYKは印刷用。

  最近はRGB入稿も受け付けられてるけど CMYKで入稿した方が確実かもしれない。


作品情報

 入れなくてもいいけど、印刷用に用紙丸ごと出力する場合はページ番号にチェックを入

 れておくとトンボの外側に何ページかの情報が入る。


複数ページ

 単ページでなく複数のページを一気に管理するようファイルを作成する。


【書き出し】

ファイル形式

 印刷物の入稿ならTIFFかPSD、 Web用ならJPEGかPNG。

(ツイッターでは3MB/900*900を超える画像は JPEGに圧縮/変換されるらしいので注意)


出力イメージ

 ウェブ用ならテキストのみ、印刷はトンボと作品情報もチェック。


出力範囲

 ページ全体:トンボを含むキャンバス全体(印刷用)

 トンボの裁ち落としまで:設定している裁ち落とし幅まで(ほぼ使用しない)

 トンボの内側まで:裁ち落としを含めない(Web用)


カラー

 カラー:最適な色深度を自動判別

 グレー:グレースケール

 モノクロ:モノクロ二階調

 閾値はグレー情報を白と黒で判別(濃い色は黒、薄い色は白)

 トーン化はグレー情報を自動的にトーン化


元データからの拡大率

 Web用の場合、600dpiのB4等を100%で出力するとサイズが大きすぎるので、

 25%〜50%ぐらいに下げるといいかも。


拡大縮小時の処理

 カラー:イラスト向き

 グレー:イラスト向き

 モノクロ:コミック向き(ラスタライズ:品質優先)


【ツール】

何を使うかは人それぞれなので、設定で弄る(ツールプロパティ)のことをざっくりと。


『操作』

・オブジェクト グラトーン、柄トーンなどの濃度や柄の位置や

 コマ枠フォルダーの枠を移動。

・レイヤー選択

 ドラッグすると四角が作られ、その四角に触れた絵のレイヤーを選択する。

 「選択しないレイヤー」の一番右の水色四角にチェックがされていると

 トーンレイヤーが選択されないので注意。


『レイヤー移動』

・レイヤー移動

 レイヤーに描かれているものを移動する。

・トーン柄移動

 トーンのドットを移動する。柄自体は移動されない。

 (柄移動は操作のオブジェクトツール)重ね貼り時に使用。(後述)


『選択範囲、自動選択』

・それぞれの形の選択ツール。


『ペン、ブラシ』

・ブラシサイズ

 描画するブラシの大きさ

・不透明度

 透明の情報を入れる(数値が低いほど薄くなる/カラー・グレーのみ)

・アンチエイリアス

 線の周りに透明情報のある薄い色を置くことで滑らかに見せる(カラー・グレーのみ)

・間隔(パターンブラシ等)ブラシ先端の間隔を調整する

 (+ボタンを押したバーの数値が多いほど間隔が広くなる)

 例:トーン削り=数値が低いほどゴリっと削れ、数値が高いほどボヤっと削れる。

 他にも右下のスパナマークを押すと詳細な設定ができる。


『色混ぜ(カラー、グレーのみ)』

・色を混ぜたりボカしたりする。


『塗りつぶし、囲って塗る』

・領域拡張

 塗りつぶした時に自動的に範囲を拡張して塗る。

・色の誤差

 数値をあげると、例えば濃いトーン部分も黒と認識して線画とトーンを1色に塗る。

・複数参照

 線画レイヤーとは別のレイヤーに色を塗りつぶす時に線画の情報が必要な場合、

 「全てのレイヤー」を選択。

・対象色(囲って塗る)

 すべての色を対象:透明でない部分も閉じた情報があれば塗る

 透明部分のみ:透明部分のみに塗る


『グラデーション』

・描画色から透明色

 始点をメインカラー、終点を透明のグラデーションを作る。

 描画対象を「グラデーションレイヤーを作成」にしておくと描画後に修正できる。

 描画色(メインカラー)を白にすることで白グラもできる。

 (白グラをトーンに重ねる時は目を移動して重ねる必要がある)

・描画色から背景色(カラー、グレーのみ)

 メインカラーからサブカラーのグラデーション。


『図形』

・線

 塗り(閉じた図形、折れ線のみ) 左からメインからーで塗りつぶされたものか、

 線のみか、線はメインカラーで中はサブカラーか。

・縦横指定(閉じた図形のみ)チェックを入れることで長方形ツールなら正方形を、

 楕円ツールなら正円を描ける。

 キーボードのShiftを押しながらでも同じことができる(チェック不要)。

 Shiftを押しながら直線ツールを使うと0度、90度、45度で線が引ける。


『定規』

・特殊定規

 平行線:設定した角度に沿ってのみ線が引けるようになる。スピード線等に使用。

 放射線:配置した十字に向かって線が引けるようになる。集中線に使用。

・パース定規

 パースに沿った線が引ける。

 線を2つ設定して消失点が1つ配置でき、 1つならパース、水平、垂直の3種類が引ける。

 2つならパース、パース、垂直となり、 3つなら全て設定したパースに沿う。

 定規の解除は表示→「定規にスナップ」のチェックを外す。

 再度定規を使いたい時も同じ。


『メインカラー、サブカラー、透明』

・メインカラー:モノクロの場合主に黒を置く

・サブカラー:モノクロの場合主に白を置く

・透明:消す(消しゴムとは違いブラシを使って消せる)

※透明と白の違い:透明は何も描かれていない、白は白を描く(下のレイヤーを隠せる)。


【メインメニュー】

ファイル、編集、ページ管理〜などの部分のこと。

全部の説明は長くなるのでよく使うものだけ。


『編集』

・色調補正(カラーのみ)

 選択されたレイヤーの色や明るさを変更する。

・変形

 拡大、縮小、回転等、選択されたレイヤーを変形させる。

 自由変形:パースに沿わせたり、四角形的に自由に変形させる。

 メッシュ変形:自由変形よりより複雑に、カーブに沿わせて変形させる。


『ページ管理』

・ページ基本設定を変更

 新規作成時に設定した情報をページ毎に変更。

・作品基本設定を変更

 新規作成時に設定した情報を全体的に変更。

・ページファイル名の整列

 ページ移動時にファイル名がバグで滅茶苦茶になるので、

 それを正しいページ順に整列させる。『レイヤー』 にて後述。


『選択範囲』

・クイックマスク

 クイックマスクをクリックするとレイヤー一覧にクイックマスクレイヤーが作成され、

 そこに描いたり塗りつぶしたりしてクイックマスクを再度押すと

 描いたり塗りつぶしたりしたものが選択範囲になる。

 逆に選択範囲を作成した状態からクイックマスクをすると

 ピンク色で選択範囲が描画され、消したり変形させたりできる。

 このピンク色はレイヤープロパティのレイヤーカラーで色を変更できる。

 その際は色変更後にΞを押し「初期設定に登録」を押す。

 ※ Ξとは、パレット左上にあるメニューバーのこと。


『表示』

・印刷サイズ

 原寸サイズに表示できる。

 その際は環境設定のキャンバスの項のディスプレイ解像度で

 実際の定規をあてて原寸設定してから使う。

・トーン領域表示

 トーンが薄くて見えにくい場合、トーン領域に色を付けて見ることができる。


『フィルター』

・ぼかし→ガウスボカシ(カラー、グレーのみ) 設定した数値分ボカすことができる。


『ウィンドウ』

・ワークスペース→ワークスペースを登録 自分の作業環境を保存しておく。

・クイックアクセス

 よく使うものを登録しておく。

  Ξ→「セットを作成」でセットを作成する(カラー用、漫画用、等)。

 メインメニューの項目は何もないところを長押し→クイックアクセス設定で追加、

 ツールはツールアイコンをそのままドラッグして登録できる。

  Ξを押して表示方法を変更できる(アイコンのみ、名称つき、等)

 キーボードショートカットを使わない人はこちらが便利。

・すべてのパレットを隠す/表示する

  iPadは画面が小さいため作業スペースが限られるので

 パレットを隠してキャンバスのみ表示すると便利。

 キーボード派はTABキーが該当(編集可)。

  クイックアクセスに登録してもクイックアクセスごと隠されるので注意。



【レイヤー】

 何をするにもまず最初に編集するレイヤーを選択してから作業する。


『種類』

・ラスターレイヤー(アイコン無し)

 線や色を描くレイヤー。基本はこれ。

・ベクターレイヤー(端を折った紙アイコン)

 線画用。所謂ベジェ曲線的な機能のあるレイヤー。

 拡大縮小時の劣化が少なく、後から太さを調整したり線をつまんで移動したりできる。

 またベクター用消しゴムを使うと交差までを消す等の操作もできる。

・下書き(レイヤー鉛筆アイコン)

 選択したレイヤーに鉛筆ボタンを押して使う。機能的にはラスターレイヤーと同じ。

 違いは自動選択や塗りつぶしツール等で認識されないので

 下書きレイヤーが表示されていてもそのまま自動選択できたり塗りつぶせたりする。

 自分は「レイヤーカラーを変更」をクリックして水色にして、

 ペン入れ時は不透明度を落として使う。

・画像素材レイヤー(風景画アイコン)

 柄トーン素材に設定されているレイヤー。

 オブジェクトツールでサイズ変更や変形させたりする。

 描画・修正はレイヤー自体でなくマスク(後述)を選択して使う。

・トーンレイヤー(トーンアイコン)

 単色のトーン情報があるもの。線数、濃度、網の設定(形)を変更できる。

・テキストレイヤー(Aアイコン)

 文字のレイヤー。 書式とサイズは変えられるけど、変形は要ラスタライズ(後述)。

  テキストレイヤーのまま絵として文字を使いたい場合、

 書き出し時に「テキスト」のチェックがされていないと書き出されないので注意。


『操作』

 レイヤーを選択し長押しすることで出るメニュー

・ラスタライズ

 ラスターレイヤーに変換すること。

 テキストレイヤーラスタライズし、変形したりする、等。

・グレー情報を持ったもののトーン化(カラー、グレーのみ)

 レイヤープロパティのトーンアイコンをクリックするとトーンにできる。

 また、濃度を薄くしたい時はトーンを解除し透明度を下げ、

 レイヤーをフォルダに入れてフォルダーをトーンにする。

 トーンのまま透明度を下げて薄くしても出力時に薄くならない。

・レイヤーマスク(黒地に白く描かれたサムネイル)

 「消す」でなく「隠す」機能。

 情報を残した状態で表示させなくする。

 トーンレイヤーや画像素材レイヤーは自動的にこの状態。

 (考え方としては、画面いっぱいにトーンは貼られているけどマスクで表示部分以外を隠している)

・レイヤーから選択範囲を作成

 レイヤーに描画されているもので選択範囲を作成する。

 トーンレイヤーの場合は、レイヤーを長押しするのではなく、

  マスクのサムネイルを長押しする。

 (レイヤーを長押しして作成した場合、ドットずつの選択範囲が作成される)

 キーボード派はCtrl(Cmd)キーを押しながらレイヤーをクリックでできる。

・レイヤー複数選択(キーボードのみ?)

 Ctrl(Cmd)を押しながら他のレイヤーを押すと選択レイヤーを複数選択できる。

 またShiftキーを押しながらだと、選択中のレイヤーから、

 Shiftキーを押しながら選択したレイヤーまでの全てのレイヤーが選択できる。

 フォルダーへ移動等、一括操作したい時に使用。

・レイヤー設定→下のレイヤーでクリッピング(カラー、グレーのみ)

 直下のレイヤーに描画されている範囲でしか表示されなくなる。

 レイヤー1に基本色を塗り、レイヤー2をその上に作成してクリッピングすることで

 レイヤー1の以外には塗ることができないため、 レイヤー1は肌の基本色、

 レイヤー2は肌の影でハミ出しを気にせず塗る といった使い方ができる。



vol2に続きます!

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