メデューサー愛する人を守る神

ギリシア神話にでてくるメデューサです。絶世の美女なのに、アテネの嫉妬と怒りの天罰を受け、恐ろしい怪物になってしまいます。ところが、シチリアのシンボルにメデューサは残っていますし、ビザンチン建築の残る建物には、魔除けとして、残っています。醜い怪物に身を落とされつつも、人々を守るメデューサに感動します。「醜女（しこめ）」伝説や鬼女伝説というのは、日本にもたくさんありますし、ヨーロッパをはじめたくさんあります。古事記や日本書紀にでてくる「イワナガヒメ」も、醜い顔の女性は、強く、長寿であるという当時の世界観を反映したものであるという仮説があるそうです。メデューサは、古代ギリシアや古代ローマ以前の土着の民族の神が、怪物におとしめられつつも、人々の間で今も、守護神として敬られているようです。怪物や魔女に貶められつつも、けなけに社会貢献をしている怪物や妖怪をマンガにしていきたいです。ネームから慌てて色をつけたので、アップデートしてがんばります！