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幾年か経った葦原の中つ国、今回の話の主人公は

スサノヲから数えて六代目に生まれたナムジ(のちの大国主神)です。

ナムジには大勢の兄弟がいましたが、いつも兄たちに召使いのようにこき使われていました。

ある日、兄弟たちは因幡の国へ行くことになりました。

なぜかと言うと、因幡の国にはヤガミヒメという美しい姫様がいて、みんな、

この姫様と結婚したかったのです。ナムジは兄弟たちの荷物持ちとして

ついていくことになりました。

途中で怪我をしたウサギを助けたら、ヤガミヒメは必ずあなたと結婚しますという

メッセージを残して去っていった、ウサギの予言通りヤガミヒメはナムジを選んだ

しかし八十神に恨みを買うことになり、命まで狙われる羽目になる

八十神の策略によりナムジは二度も殺されてしまうが、母神が天上界の神様に助けを求めると

ナムジは以前よりも、ずっと美男子になって蘇生する。

しつこい八十神の襲撃に母神らは、スサノヲの住んでいる「根の堅洲国」へ向かうように提案する

ナムジがスサノヲのもとへ相談に行くと、スサノヲの娘、スセリヒメと出会いお互い一目ぼれ

二人は婚約をすることに、

ところが、スサノヲは二人の結婚を許さず。ナムジにさまざまな試練を与えるが、

スセリヒメやネズミの協力で無事に乗り越える、そしてスサノヲの隙を見て、太刀と弓矢、琴を持ち出し

二人で「根の堅洲国」から脱出。

二人が逃げたことに気づいたスサノヲは黄泉比良坂まで追いかけたが、すでに二人に追いつけなかった

スサノヲはナムジに向かって

「この野郎め!やりやがったな!そなたは大国主と名乗り、その弓と太刀で八十神を追い払え、

娘と結婚して高天原に届くほどの宮殿を作って住め」

その言葉通り、国へ戻った大国主は八十神を追い払い葦原の中つ国の支配者になり

スクナビコナとオオモノヌシの協力を得て国造りに励んでいく。

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