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高校2年のとき、僕には好きで好きで仕方がない同級生の女の子がいました。

中山さんという名のその子は、ダンス部で、友達も多く、

誰にでも笑顔で接することのできる、女神のような人でした。

対する僕は帰宅部で、友達も少なく、毎日ドブのような生活を送っていました。

ある日、中山さんが「やっぱりみんなの中心に立てるような、頼れる人がタイプかな」

と言っていたのを盗み聞きし、僕は運動会の応援団長に立候補することにしました。

しかしそれまで目立ったことは一切できず、

球技大会にも百人一首でしか参加したことのなかった僕は、

ものすごい勢いで周りからの反感を買いました。

最終的にクラスの女子全員から

「上原くんが団長をやるなら私達は運動会に行きません」という

血も涙もない通告を受け

泣く泣く団長を辞退することになりました。

それ以来僕はロクに学校にも行かず、

マンガや深夜ラジオばかりに傾倒する湿った高校生活を送りました。

もう誰とも馴れ合わない。僕の味方は手塚治虫と伊集院光だけだ、と。




だからというわけではありませんが、

僕の夢は、少数派や、弱い立場の人を励ますことのできるような作品を作ることです。


うえはらけいた(@ueharakeita)です。

初めましての方は初めまして。そうでない方はこれからもどうぞよろしく。

去年まで広告代理店でデザイナーをしていましたが、

漫画を描くために今は時間に少し余裕のあるデザイン会社に転職しました。

しかし今年中に漫画の仕事一本で生活できるようになろうと思っています。

皆さんと一緒に漫画漬けの時間を過ごせるのが楽しみです。

これからどうぞよろしくお願いします。

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