道真さん自身が書いたエッセイ風「書斎記」に、短冊を利用した学問の方法が書かれています。 平安時代の人がこういった具体的な手法を詳細に記述しているのはとても珍しく興味深いです。 道真は国の事業として歴史書の編纂を手掛けていますが、この短冊方式でやっていたと思われます。
道真さんの文書編集で一貫していたのは「原本主義」。 「たとえ原本の内容に誤りや誤字とみられるものがあっても、後世の人間が手を加えて訂正することはしない」という徹底した考え方があったようです。 1次史料に意図的に手を加えることで起こりえる歪みを回避する、非常にまっとうな考え方です。
ちなみに、2ページ目の「貼っておく勉強法」は私の創作です。
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2022/8/9
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