96637 18661 18661 false 8cWd5q25oGKwpz4561qHVyiXBPXzSCRw 0e81f47828a821fb70dce7357c9cea44 0 0
1
2
学問の神チャン!みちざねサン(8コマ漫画)・第39話 子牛のまぉちゃん の巻【その1】 by 天漫のーふく。nc-0 学問の神チャン!みちざねサン(8コマ漫画)・第39話 子牛のまぉちゃん の巻【その1】 by 天漫のーふく。nc-1

伝説では『キノコ狩りの打ち上げパーティーの席に迷い込んできた子牛を道真が連れ帰った』ということです。 今回はそんな伝説を加工してマンガにしました。

マンガでも伝説通りキノコ狩りでよかったのですが「キノコ狩りの打ち上げ」って部分に注意を奪われそうだったので(笑)送別会に変更しました。

道真さんが神様になったときの称号は『天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)』という、覚えられないくらい仰々しい名前でした(略して天神~!)。

天神さんに牛が登場するのは、天神の元ネタになる、仏教の「大自在天」が牛に乗っていたことに由来するみたいです。

京都の北野天満宮に私が初めて訪れたのは2020年。その時の個人的な印象は「お寺っぽい~!」でした。

いや実際、見た目100%神社、ぜんっぜんお寺っぽい要素はありません。 でも本殿の「気」というのかなんというのか…なんとな~く、お寺っぽいのです。(あくまで感覚的なものです)

そこから半年後、気づいたらなぜか天神さんの素人マンガを描いていました。

それでマンガのために色々史料を調べていると、本家(といったら北野に怒られるかもしれませんが)太宰府天満宮は元・安楽寺(安楽寺天満宮)というお寺だし、北野天満宮も明治の神仏分離令までは天台宗と関係が深くお坊さんが運営に携わっていた記録もあります。境内には道真ママのお墓(=仏教)もありました(現在は隣接する東向観音寺に移設されています)。

さらに天神のルーツを調べると、インド・ヒンズー教のシヴァ神から変化した仏様であるとわかり「それで仏教の気配がするのか!」と腑に落ちました。

私の教室には天神さんの神棚があり毎日2回手を合わせ簡単に祝詞をあげているのですが(私は塾をやっています)、本当は「南無天満大自在天~」みたいな仏教の真言のほうが似合うのでは・・・?という気がして仕方ありません。(ちなみに私は無宗教で、神棚を作ったのもなり行き、天神についても信者と呼べるほどのものではありません。)

面白かったら応援!

2022/8/10
作品が気に入ったら
もっと作品を描いてもらえるよう作者を応援しよう!