元服の日に道真ママが詠んだと伝わる歌が残っています。
「久方の」は「天の」という意味がある枕詞。
「月の桂も折るばかり」は、科挙(かきょ:中国の官僚試験)に合格する、という中国の言い回しを使っています。
スマートに見えて相当力強い歌です。
イメージとしては、はるか上空の月にはえているカツラをへし折るほど「菅原家の風」を吹かせてよ!ということでしょうか(ものすごい暴風です)
「難関試験? ぶっちぎりで合格しろよ!」
みたいな、豪快な歌なのです。
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2022/7/2
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